第36回(2009.03.15)和の会
※2000年2月15日 古代文字(神誥記より)
神代の昔、人類は、文字なく、ことばも、神さえも、持たぬ原始の生き物なりき。
なれば神は憐れみて、神と人とが交信するよう、ことばを教え、文字をも伝えり。
神と人とを結ばんために、神は祈りのことばを与えたり。さにて人は 神との交信。この世に神の国を建てるを、神に約して報恩とせん。
なれどことばは、そのままにしては、人の間へ浸透し難く、人は人なり人間同士の、ことばに変えて、使い始めき。
神のことばを解する者は、神世の昔も限られし、み役の者と定められしが、人と神とを介するための、祈り祭りの役を担いき。
さにてことばは神世の昔、人に下ろして使わせぬるが、神と人とを結ぶことばは、いつか途絶えて果てぬるを。
さにて今の世、地上世界に、人の間に流通するは、人のことばに変えられし、古代の神のことばなり。
なれどことばは乱れぬる。神のことばを伝え残すは、古代の文字に秘められし、古代の神のことばなり。
古代の文字を読み解くためには、ことばを学べよ、ことばを知れよ。
ことばを使う折節にその度思えよ、古代の神を。
神に感謝し、祈り高めば、神のことばは甦らん。
神は待たれる。望まれぬる。神世のことばの復活を。古代の文字の再生を。
古代の文字は遡りなば、遥か何千、何万年。この世の一度滅びし前の、さらに遥かの昔とならん。
なれど古代の文字こそは、神の与えし最初の文字と、ことばを繙く鍵ならん。
今の人世のひらがな、カタカナ、全てに残りて秘められたれば、よく読み起こせよ。心の神を。
今の残れる最古の文字を、日本の記紀や歌集にあらず。
神社、神宮、そこに残れる、古代の文書に僅かに見られん。
「ひふみ」「いろは」の文字現せよ。書きて移して、読み解けよ。
ことばは音なり、波動なり。音ににて伝える 魂捉えよ。
ことばの深奥、奥底の、魂感じよ、古代の魂よ。御霊磨きのその意味も、魂磨くも、全てはことば。
言霊祀れよ、言祝げよ。
神に祈れよ、復活を。
いつかは神も示されん、古代のもしの音と調べを。
言葉の意味には幾多もあれば、先ずは基本の大本を、よく知り、究めよ、言霊として。
既に読み解く者もあるらん。なれば習えよ、始めの意味を。さにて使えよ、言霊を。
なれど汚すな、あやまつな。汚して用いるそのときに、言霊消えて波長を乱さん。
日々の伝えの行の内にも、神のことばは隠れたり。なれば学べよ、気付き悟れよ。
日々の伝えのその内に、神のことばを、思いを読めよ。
ことばの意味は浅きもの。真の深さは音にあり。
音の奥底、音霊にこそ、神の響きは今も伝えり。
なれば音にて、声にて読めよ。さにて納めよ、心の奥底。魂の奥なる神に語れよ。
神は目覚めて、波動となりて、人にも物にも、自然にも、光を送り、浄めを始めん。
なればこの書記、光となりて、地上世界の浄めを進めん。
神を手伝え、助けとなれよ。神の力になせぬ業なれ、人は現せ、物にて興せ。
要約 2009.03.15 ひふみともこ
「古代文字」
人は宇宙(神)の意志によって生まれました。
人間には宇宙(神)の意志・願いが込められており、人は本来、宇宙(神)の意志・願いを潜在意識の中に持っており、霊性によってそのことを明確に感じることができるのです。
古代に人たちは、宇宙次元(神)の働きを霊性によって感じ、言霊の働きも知っていました。しかし科学の発達や唯物主義が蔓延するようになって、人々は、言霊の働きを忘れてしまいました。言霊の基本は音にあります。古代文字は、言霊を伝えるために作られましたが、長い歴史の中で生滅を繰り返し、現代に残っているものは少ないと思われます。
私たちは、言霊を発声することで、霊性を目覚めさせ、宇宙の意志を目覚めさせることが大切です。
言霊はいい波動となって、いい言霊は邪気を祓います。
優しい言霊、ねぎらいや励ましの言霊をたくさん発していきたいものです。
第36回和の会を終えて。
事務局からのお知らせです。
今回は古代文字について学びました。インターネットの世界は頭だけで考える典型です。ことばを大切に使い、音にすることにより、乱れがなくなり、言霊を発することで自らを浄化していきたいと思います。
次回はひふみ先生の著書「神から人へ・上巻」を使いますのでお持ちの方はご持参下さい。
お疲れさまでした。