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第42回(2009.10.18)和の会


2000年4月17日 より
 「必要悪」

神のご意図は、人の向上、精進昇華と、真の浄まり。
なればそのため、ときに禊ぎと、辛く苦しき試練与えて、その魂の向上を、精進努力を与えんとさる。
なれど真のご意図にあらず。真のご意図は、困難なくとも、自ら求むる禊ぎにあるなり。
なれば真の神のご意図は、神の与える禊ぎになくとも、人自らが禊ぎを求め、進歩向上 昇華を求めて、無償の努力を営むことなり。

神の与える禊ぎといえども、神の計りし禊ぎにあらず。
神が悪神 使われて、不幸病気を起こすにあらず。戦争、公害、また然り。
神は見守り、任せるのみなり。神の決められ、定めるになし。
神は見守り、任せておかる。人が招きし不幸も苦難も、神は見守り、待ちておらるる。
神の禊ぎは、神自らが、与え、施す、罰にはあらず。

神の定めし法則原理。そは必然の理(ことわり)なれば、神も従い、任せゆくのみ。
人の不幸も困難苦難も、人の招きし、結果にあれば、人はさなる苦難の中で、己の非なるを悟るべきなり。
なれど多くの人間は、神を恨みて、運命呪い、生きることさえ、投げ出し、逃げなん。
神の禊ぎと思える者は、やがて悟りて、自ら救わる。

神は仕組みて、起こすにあらず。神さえ従う、宇宙の法則。そに任すのみ、委ねるのみなり。
なれば悪さえ使うというも、人の考え。誤りなり。
神は悪神、使うにあらず。悪の神々、邪神邪霊に、悪を命じて、使うにあらず。
邪神邪霊の働きさえも、宇宙原理の一つにあれば、ただ従いて、許すのみなり。

神は自ら、禊ぎを定めて、一人一人を裁くにあらず。宇宙原理の法則に沿い、ただに任せて、見守るのみなり。
なれば邪神も邪霊というも、神に使われ、命じられ、人を不幸に落とすに見えども、真は神の命にはあらず。
この世の戦争、不幸の全ても、人の招きし結果なれば、神の経綸神策なるも、始めに全てを決めしにあらず。
人の向上、進歩のためには、神の慈愛の恵みを授けて、人自らが努力を尽くし、神に感謝を捧げるようにと、
それのみ神は望みしものを。

なれど迷いて、神から離れ、道を外れし魂ならば、自ずと気付きて、戻れるように、禊ぎなるもの起るようにと、
原因結果の法則定めて、必然なるよう、宇宙を動かす。
なれば神にも、明日はわからず。
人が悟りて、救わる霊(たま)か、それとも落ちて、消えゆく霊か。全てはおのおの、任せるのみなり。

なればこそ、神との縁を離れし者たち、最期の機会を与えんとさる。
滅ぶ定めの魂なるとも、最期に戻り、救わるるよう、気付きし者たち集められ、別なるみ役をそれぞれ与え、
最後の努力を、献身帰依を、気付きし者に、託して任せり。
神の願いを、祈りを聞けよ。疎かに(おろそか)すなよ、み役の意味を。
神の切なる願いを胸に、深く留めよ。忘るなかれよ。

最後に人に託せし望み。神から人へと、預けたり。
人の命運、存亡は、人の努力と真の奉仕、神の帰依にて決まりゆかん。
なれどそもまた、必然なるかな。神の決めらる運命ならず。
全ては人の努力に依るなれ、これより後にも、しかと働け。み役果たせよ、神を助けよ。
神の定めし法則原理を、謙虚に受け止め、省みよ。

人の為したる多くのあやまち。神への不遜と無礼の数々。恩を仇にて返しし歴史よ。
なれど、そもまた、致し方なし。人とは成長遅きもの。過去のあやまち、不幸の蓄積。
さなりてようやく一つ悟らん。
多くの犠牲、そもまたやむなし。なれど悟らず繰り返すとき、神は厳しき禊ぎを起こさる。
人の招きしことにはあれど、それにて直らず、変わらぬときには、神自らが、仕組みを変えても、この世を立て替え直さんとさる。

今がそのとき、最期のときなり。時は迫れり。猶予はなきぞ。迷いためらう時はなし。
急ぎ、動けよ、働けよ。厳しき世ならん。禊ぎとならん。
なれど恐れて、戸惑うなかれ。禊ぎの中にも、救いはあらん。
一人一人の努力の姿は、神の最も愛しむ姿。
一人の努力は万人にも、億にも等しき、尊き価値あり。

無駄と思うな。諦むなかれ。己の努力を、力を信じよ。
神と共にて行うことを、忘れず、励めよ。この後も。
神の求めし人の努力を、神は見捨てず、拾いてゆかん。
絶望、無為の思いは捨てよ。常に前向き、今のみ思え。
悪の意味さえわからずに、迷える衆生を救いてゆけよ。

神との縁を去りし者たち。なれど最期の機会を与えよ。
それのみ急ぎて、力を尽くせよ。
さにて。






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要約   2009. ひふみともこ

第42回和の会を終えて。


 事務局からのお知らせです。

更新が遅れましたことお詫び申し上げます
今月は「必要悪」について学びました。

昨年、この和の会に講師としてお出でいただきました、出口信一先生が9月27日ご逝去されました。
改めて、出口信一先生のご冥福をお祈り申し上げます。



お疲れさまでした。