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さても人の世、善悪分けて、人は善をと求めるなれど、悪なき世にて生まれしことを、先ずは悟れよ、わきまえよ。

悪には悪の働きあれば、悪のなからば善もなし。

善のみならば、いかにして、悪の働き、意味を知らん。

なれど悪との闘いあらば、人は善のありがたさ知り、悪をなくさん、滅ぼさんと、己の修練、鍛錬積みて、己を磨くことも能わん。

悪なく、我なく、罪なくば、人には修行も 必要なからん。

なれどさにてはこの世も要らぬ。ただ平穏と安らぎのみの、静かで穏やか、平らかなるらん。

人の願いも容易に叶い、充たさるらめど、さにあらず。

人は進歩を、変化を求めて、必ず悪や、秩序を壊す、行い始まり、乱れゆきなん。

神の始めの願いとは、悪との闘いなくすにあらず。

悪と闘い、悪を知り、悪を憎みて、善を尊ぶ、表と裏とを読み取る力。

善の尊さ、難しさ知り、さにても、尚かつ善を求めて、一人一人が努力を重ね、困難苦難を乗り越えて、人との平和を保たんとする。

それこそ真の価値ある平和。豊かに進歩し、変化を続ける、神の願いの世ならずや。


人に善のみ、和のみにあらば、人は迷わず、苦しみもせず、ただ平凡に、生を終え、生きても死にても、何も生まれず、何も作らず、進歩もなからん。

人はさらなる向上目指し、さらなる昇華を求めるべけれ。

何の障害、妨害なくば、努力もせずに留まりて、日々の安穏 貪るのみなり。

人の貴重な障害を、さらに輝き磨かすためには、幾多の苦難も必要なるらん。

己の能力全てをかけて、己の現界定めずに、諦めるなく、ただ営々と、なれど無欲に、無心に歩む、愚かな努力を 神は愛づ。

愚直に、誠意の溢るる行い。善も悪も区別なし。なれど善には善のみの、働き、輝き、尊さのあり。

人の幸せ、繁栄祈りて、己の犠牲を捧げて行う。それこそ善なれ、悪にはあらず。

悪とは、人を害するにあらず。人の幸せ犠牲にしても、己の利得を得んとすること。

神への感謝を忘れ果て、己の執着、迷妄、迷いて失う神のみ光。

悪にも悪の意味あらばこそ、人の全てが悪人ならずや。

なれど修行を重ねることにて、己の罪を減らしつつ、神へのご縁を深めゆく。

さにてようやく、汚れも取れて、神の国へと戻るを許さる。

驕る泣かれよ。己一人は、罪人ならずとあやまつなかれ。

全てが罪人、汚れし生よ。悪を備えて生まれしなれば、御霊磨きの行積みて、曇り汚れを 禊ぎ浄めよ。

善と悪とを 分けるなかれよ。二つは紙の裏表。善もあるらん、悪もあり。

なれば二つを分けんとしても、無駄な努力よ。囚われよ。

二つを合わせて、さらに高めよ。次元を上げて、昇華せば、二つは同じ。区別なし。


人の行い、人には裁けず。悪を悪とていがみ合い、己一人が正しいと、相手に押しつけ、無理強いせなば、必ずその者、悪に堕ちん。

己の正義は、人には悪なり。さなる危うき善悪なれば、先ずは悟れよ。違いのなきを。

己に正しく、人にも正しき、そは霊行ならん。神の行い。

人は行え、霊行を。神に近付き、魂磨くため。それのみ間違い、あやまりなければ。

さにて

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要約   2010.06.30 ひふみともこ
人間には善心と悪心があります。

そして人間の心の中では、常にそのどちらかが優勢になったり劣勢になったりしています。

善心はいわば神様が心の中に宿っている状態のことです。

心の中の善心を優勢にしていこうと努力することは一つの修行であり、そうすることで霊性が磨
かれていくのではないでしょうか。

感謝や感動、尊敬の気持ちを持つこと、謙虚であること、人に思いやりを持つこと、そうした心
がけによって、自分の心を善心身で満たすとき、きっと神様はあなたの心の中に戻ってきて下
さっているのではないでしょうか。

第50回 和の会を終えて。


事務局からのお知らせです。


今月は「善と悪」について学びました。

神様の世界には善悪の区別はなく、ここで言う悪とは罪とかとは違う悪のことといえるでしょう。
害虫とか益虫、善玉菌と悪玉菌、これなどの区別は全て人間が決めたものであり、害虫がなくなってしまえばいいというものでもないのです。
宇宙全体が一つと考えた時に一部が欠けても秩序が乱れるのです。
人はどんなときでも白黒をつけたがります。それこそが迷いの始まりなのだということも学びました。

自分の心の中に思いやり、感謝の心、穏やかなこころを持つことが霊性を上げることにつながるとのことです

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今月の例会では25名の皆様が参加されました。

7月24日に予定していました和の会は7月11日(日)に変更になりました。会場も変更になっておりますのでご注意下さい。


おつかれさまでした。