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「神誥記」 2000年2月26日 「先祖」について

では、答えん。

既にそなたも、仏教にて、この世の現世、それのみが、生のありようの全てになく、次にも輪廻転生し、生まれ変わりて、死に変わり、幾度の生にて魂磨き、浄め高める理しられん。

なれど、不足が、人の常。
いくら御霊を磨きても、幾度転生、繰り返しても、磨けぬ魂、曇れる魂、積み残されて、澱みとなるらん。

さにて曇りを残しつつ、魂 輪廻を回りつつ、幾多の先祖を、身にふやしゆく。

なれば、御霊は今のこの世に、ある一代の魂になく、そのもの背後に何千何万、先祖の霊もつながりておる。

なれば、先祖の修行も現世の、魂にかかりておるなれば、今に生ある魂は、よく心して、魂磨き、先祖に代わりて、神に下座し、先祖代々の不浄汚れを、禊ぎていただくことを願えよ。

なれば今の現世の、生ある者は責任感じ、先祖の汚れを取らねばならず、
ただに祀りて祝うのみには、先祖も子孫も繁栄難し。

家には家の守護霊も、守護神、導く指導霊、幾つの霊魂関わりて、人の現世の霊行助けて、人のさらなる精進を、助け、手伝い、導かるる。

なれば、それらもその霊たちの、修行の一つ、霊行なれば、人は己の霊行を、先祖と共に、励むものなり。

先祖に感謝し、神に感謝し、今ある生を充分に、神に捧げば、未来も安泰。一族繁栄、人類平和に。

さなる先祖の魂なれば、己もいつかはあの世に帰り、自ら導く霊となるらん。

その時、この書記役に立つ、一つの支えとなるらめば、心して書けよ、神の御ため。

さにて、本日先祖なるを、短く説明、説きたれど、ただに先祖を供養せど、迷える霊魂、縁無き霊魂、さなる魂救うには、神のみ光、ことばが大事。

なればそなたも、霊行を、己の先祖や、家族のみと、浅く捉えてあやまつなかれよ。

そなたも人は全ては一つに、流るる大河の 支流の一筋。

なれば大本、本流は、一つの大河となりて流るる。

神のみ国と、この世を結ぶ、神の大河は永遠なれば、全てが己の先祖なるらん。

あの世に帰りて迷わぬためにも、この書記捧げよ、あの世にも。

捧げる方途は、祈ること。人類平和と繁栄のため、祈りを捧げる霊行積みて、さらにこの書記 広めてゆけよ。

あの世に迷える魂たちにも、知らせてゆけよ、神のことばを。

さにて霊魂救われて、迷わず幽界 逃れて成仏。次なる修行を続けるを得ん。

さにて、本日、先祖と祈りと、書記を広めるみ役を示せり。

あの世に持ちて、伝えることも、いつかは一つのみ役となるらん。

さにて使われ、神に仕えよ。
我らも共に行じあるなり。恐れず、案じず、さらに行積め

さにて
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  • 要約   2011.2. ひふみともこ

先祖のいない人はありません。
私たちは輪廻転生を繰り返す中で、多くの方を先祖としてきました。
言い換えれば全ての人は命のつながりを持ち、そうした全ての命のつながりに支えられ、守られて私たち1人1人は生まれ、生きているといえるでしょう。

私たちは、先祖の中の守護霊・守護神・指導霊などによって見守られ、導かれて生きています。
私たちがこの世で悪いことをすれば、先祖たちは苦しみ、悲しみます。
いいことをすれば喜んで下さいます。

一方で、先祖の方々にとって、生きている人の祈りは大きな救いと慰めになります。
亡くなった方と毎日お仏壇で会話をされるお年寄りがいらっしゃいます。
その方にとって亡くなった方は生きており、亡くなった方もまた生きている人の祈りに応え、力を与えてくれているのです。
同じように、神への祈りは必ず神に通じ、神もまた私たちの祈りに応えてくれます。
祈った後の心の安らぎや清々しさは、神が祈りに応えてくださった証なのです。

祈りはやがて自分の言葉・態度・行いなどにあらわれてきて、さらに祈りへの思いを強めてくれます。
科学的事実だけを事実だと決めつけるのではなく、神仏・先祖に対する謙虚な思いを失わないことが必要です。



第57回 和の会を終えて。


事務局からのお知らせです。
今回は先祖について学びました。
わたしたちひとりひとりが今日あるのは数えきれない先祖の方々がいて、今こうしてわたしたちが生きているのを見守っているということです。

お話の中に、ダウン症の書道家、金澤翔子さんのお話もございました。
金澤さんの胸の中には14歳の時に亡くなったお父様がいつもいらっしゃるそうです。
それを感じ取ることができるということ。
わたしたちも胸に手を当てて先祖のことを思いやることが必要なんだと教えられました。
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今月の和の会の進行は、次の通りです。
参加者全員により橘樹神社での公式参拝の後、
橘樹神社参集殿にて
1、ひふみ祝詞の朗読
2、神誥記 先祖についての朗読と解説
3、万葉集3首の朗読と解説
4、神から人へ、1999年10月5日「神のことばについて」の朗読と解説

皆様、おからだご自愛下さい。


おつかれさまでした。