2000年5月13日「輪廻転生」について
神から人へ。人から神へ。
神は教えを下ろしたり。教えを伝えて終わらんとせり。
なれど最後の問いあらば、よくよく考え、問うてみるべし。いかなる時にも神に問え。神の心に、照らし知るべし。
神の心に適うるように、神の願いに添うように、心高めて、浄めるべけれ。さにて本日何を問うや。
(輪廻転生についてお教え下さい)
では教えん。仏教世界のことばなれど、その元、根源、神仕組みなり。
神の定める法則は、人の魂浄めんために、さらに高めて、昇華(しょうげ)のために、幾多の困難禊ぎを与えて、さらなる高き魂(たま)にすること。
なればこの世に魂(たましい)浄め、十二分にもみ役を果たし、よくよく神に仕えし者は、次なる世には昇華許され、さらにみ役を、高め課せらる。
なれど至らず間違い犯し、多くの罪を浄め得ぬ者、さなる魂汚せし者は、次なる世には、落とされて、きつき禊ぎを課せられん。
なれど人の魂は、本来神の分け御霊(みたま)。
なれば再生、転生も、人の命に生まれ変わり、動物植物、昆虫に、変わりて生まるることはなし。
なれど多くの罪残し、人の命に贖(あがな)いきれぬは、人の魂備えしままにて、動物植物、転生させん。
さにて元より動植物なると、異なる魂、み役なれば、神は厳しく鍛えられ、魂磨きを命じられん。
本来神は、人は人、異なる魂 み役を与えて、作り育てしものなれば、輪廻といえども、動植物に生まれ変わるは誤りならん。
なれど時にはあり得ることなれ、人は戒め、慎み生きよ。
人の最も大切なるは、魂磨く そのこと一つ。なれば人間繰り返し、残せし霊行 再び課せられ、魂浄めることを望まる。
動植物には動植物の、み役もあらん。役目もあらん。なれどそれらの魂は、神とは異なる魂なれば、本来汚れることなき魂(たま)なり。
なれば禊ぎも課せられず、ただに、命を全うするのみ。さにてそれらは十二分に、神に愛でられ、祝われなんを。
人間のみが魂(たましい)汚し、己を貶(おとし)め、逆らうもあり。神への感謝を忘るるもあり。
なれどそもまた人生ならん。禊ぎと霊行 繰り返しつつ、あやまちあらば正されて、禊ぎを賜り、救わる魂(たま)よ。
ありがたからずや、神仕組み。自ら禊げぬ魂(たましい)さえも、救い浄めて、高めんとさる。
神の前にて素直になれよ。神の前には赤子と同じ。何もなし得ず。生きられず。
なれば神には感謝それのみ。なれば人は再生すとも、必ず祝われ、高められ、尊き生を生かさるらん。
(人間の目にはいかにも幸せそうな人、何不自由なく、恵まれている人は、禊ぎも軽いということでしょうか。禊ぎが軽いということは、神様の愛をあまり受けていないということなのでしょうか。不幸な人、禊ぎのきつい人ほど、愛されているということでしょうか)
さにあらず。恵まれ苦労なきに見えども、それぞれ労あり、悩みあり。おのおの見合いし霊行あらん。
禊ぎの軽く少なかるとも、そは愛されぬことにはあらず。
自ら禊ぎて、高める者は、神は恵みを賜らん。なれど逃れて、易く生きるは、きつい禊ぎを課せられん。
(禊ぎには魂を磨くためと、何かを悟らせるためと、二種類あるのでしょうか)
さなり。なれど根本、意味は同じよ。その魂に汚れが深く、容易に浄めて高め得ぬとき、神は禊ぎて、苦難を与え、人の精進努力を課すなり。
なれば人は 己の不足、欠けたることを 気付き悟らん。
禊ぎの意味を深く知り、努力を感謝し、喜ぶ心。さなるときこそ、禊ぎは軽く、神は導き、光で愛でらん。
神への感謝を目覚ませよ。生あることを尊べよ。
さなりて人は昇華して、神本来の魂(たま)へと返り、真のみ役を賜りなんを。
そのときまでの精進努力。人の魂 充分浄めて、神のみ役を果たし得るまで、よこよく浄め高めるべけれ。
神のみ役は容易にあらず。魂汚れて曇りし者は、神の手伝い 果たし得ぬなり。神の御心適う能わず。
なれば禊ぎを自ら求めよ。恵まれし今に留まるなかれ。
なれば再生、復活せしとき、神はさらなるみ役を与え、神の手伝いさせんため、この世に下ろして使われんとす。
現界のみの幸不幸。神への感謝にあふるる者は虚飾の富や名声に、惑うことなし。だまさるるなし。
人の根本、真の富を、豊かな心に培(つちか)い育てん。
神への感謝を胸に育(はぐく)み、自ら禊ぎを求むる者には、神はさらなる幸を与えん。
さにて人は輪廻すとも、再び人と生まれ変わらん。
人の御霊(みたま)は神の御霊よ。他の生物、異なれば。生まれ変わるも、人間ならん。
さにて本日、輪廻転生、人の禊ぎを教えたり。明日にも別なることを問えよ。さにて
- 要約 2012.04. ひふみともこ
人間の魂は、神の分霊(わけみたま)です。
それは動物や植物・昆虫などとは異なるものです。
人間は決してサルの進化したものではありません。
人間を人間たらしめている言葉の使用は、サルや他の動物が使っている記号・合図などのような単純なものが発達したものではないのです。
渡部昇一氏はご著書の中で明確に「魂」「あの世」の存在を肯定され、人間の脳に霊魂が宿り、言葉を話せるようなったと述べておられます。
私も大いに賛同致します。
人間は生物が誕生してから38億年をかけて、他の生物とは異なる使命を担わされて誕生した(神によって創造された)のだと思います。
ダーウィンの進化論のように環境等の何らかの必要があってその機能を発達させたということでは、人間の言葉は説明ができないからです。
では、人間の使命とは何でしょうか。人間が誕生したことの意味とは?
人間は、宇宙の進化の中で意味なく偶発的に、突然変異的に誕生したのでしょうか。
私は、人間が誕生したのは宇宙の意思であり、宇宙が進化していく過程で必然的にプログラムの中に書かれていたのだと思います。
とすれば、人間の使命は宇宙の進化のプロセスを進めていくことでしょう。
自分たちもそのプロセスの中で誕生したからには、その進化を止めることなく、進化を邪魔することなく進めていくこと。
では、その進化のプロセスを推進していくためには、人間は具体的にはどうすればいいのでしょうか。
実は、私自身わかりません。
でもわからないなりに考えているのは、物質のみを現実の全てと考えていた20世紀の唯物的な学問・思考・価値観ではなく、見えない世界の神秘を受け入れ、自然に対し謙虚になること・自然への感謝と尊敬を持つこと(取り戻すこと)ではないかということです。
科学文明が発達する一方で、一歩間違えれば人類全体・生命全てが絶滅するような危機と隣り合っていると言っても過言ではない現在。
ますます、魂について、人は目覚めていくべき時なのではないでしょうか。
第70回 和の会を終えて。
事務局からのお知らせです。
今月は「輪廻転生」について学びました。
わたしたちは、たまたま偶然にしてこの世に生を受けたのではなく、私たちの魂は、神様のわけ御霊だということ。
ひとそれぞれにお役目を持って生を受けたのだということを学びました。
常に謙虚で、自分自身を見つめ直し、向上心を持ち、神への感謝の気持ちを持ち続け、次の世でも人間として更なる自分自身を浄めることが大切ということも学びました。
勇気を持っていきてゆきたいものですね
本年第5回は5月12日(土)です。
おつかれさまでした。