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神から人へ 1999年10月27日

神から人。

神から人へ、伝え、教え、導き、次ぎなる世にも伝うべき、そは、ことば、文字、み光なり。

なれば、人は、人の間にて伝えられし、諸々(もろもろ)の文明文化、多くあれど、先ずは

先のものを大切に、伝えゆくべし。残しゆくべし。

なれど、今の世、多くの残さるるもののうちに、残すに足らざるものも、多かり。

この世に残しおきては、神の御心を遮(さえぎ)り、汚し、返りて、人に害をもたらすものも多し。

そはことばの乱れ、心の汚れ、物への執着、人への妬(ねた)み、その他、諸々の、人の罪なる行いなり。

なれば、人は、この世の罪を あの世に持ち越すこと なきようにと同様に、この世に残しし罪悪、害毒、悪習悪弊(あくへい)、その他を、禊(みそ)ぎ浄め、次に生まるる人のために、能(あた)う限りの努力を持ちて、よきことば残し、ありがたき文字の恵み伝え、さにて、神への思い、人への思いを、浄め高めて、次に現るる人のために、尽くすこと、捧げることもまた 尊く高い、霊行なり。神業(しんぎょう)なり。奉仕なり。

なれば、人は、今ある己の、精進昇華ばかりを祈り、乞い願うのではなく、今ある人と同じ程に、次ぎなる世のこと、次に生まるる人を思い、おのがみ役を 果たしことの意味を、改め 考え、深められたし。

この世は次に生まるる人のために あるなり。

あの世は、今この世にある者のためにあるなり。

なれば、おのがなすべき諸々の行も、おのが精進のためにのみ 行うのではなく、次なる人、次なる生、次なる世界に役立つことを 願い、次なる世を、さらに浄め、高めることを祈りて、行ずるべし。行うべし。働くべし。

なれば、人は、それぞれに、思い 異なれ、願い 違えど、ただ等しく共通なるは、次の世を、いかに住み良き、暮らし易き世界となすべきかの想いなり。

そを、真剣に考え、神に問い、神の教えを賜らんと、日々に務め、精進することなり。

さにて、人は、おのが利欲、執着、妄念(もうねん)、我執、それらを浄め、高むること 能うなり。

人のための行いが、返りてわが身に、おのがために なるらんことの理(ことわり)を、気付くなり。悟るなり。解るなり。

なれば、人は、思いの中に、神の御心に適う望み、神のご意図に添う願いを、持たんとするがよく、神の心を写す行いを、させて頂くことの喜び、許されしことへの感謝、高めて頂きしことへの報恩、さなる思いを常に持ち、忘れることの なきがよし。

なれど、低き心で、神に仕え、神に役立つこと 望みても、そはいずれも、全て、おのがための 利己愛多し。

なれば、神は、その者の心高め、魂浄め、清く尊き霊行に適う 真(まこと)の魂(たま)に高めるため、先ずは、禊がれん。浄められん。祓(はら)われん。

清き魂、なり難し。この世に執念、妄念を、残して生まれ、死に変わり、おのが汚れは澱(おり)の如く、御魂(みたま)の内に、深く沈みぬ。浄め、祓い、禊ぎても、容易に取り得ぬ、心のシミ。

この世に作られ、伝えられ、人の間に使われる、物の魂、想念も、この世に生まれし 代々の 人の汚れを映す鏡。

人の欲望、人の願望、人の執着、怨念も、さなる物には 遺(のこ)されし。

なれば、人は、物を使いて、さなる怨念 執着を受け、気付かぬうちに毒されて、おのが 意思や考え、神への思いも忘れ果て、逆に囚われ、使われる。

なれば人は、物を作り、使うに当たり、よくよく気を付け、意を用いるべし。心 配るべし。

さになくば、人は、己を見失い、心を囚われ、縛られる。自由な考え、無垢な思い、無心の願いも 汚される。

人は、おのが意思の自由によらず、おのが気付かぬうちに汚れ、おのが知らざる間に曇り、さにて、気付きしときには、既に遅し。

遅くにても、気付かばよし。気付かず死にて、後に気付くあり。死にて気付き 悔やみても、積もりし罪は消し難く、曇りし魂(たま) 浄め難し。

なれば人は、神に頼み、教えられ、神に示され、導かれ、神の御心、我が身に写し、神の心の内なる光、ことばと心と、真の愛、それらを受けて、浄められる。

人の努力は 儚(はかな)く、脆(もろ)し。独り 孤軍奮闘(こぐんふんとう)し、ようやく手にする ものの小ささ。

力(りき)み、がんばり、意地を張り、独りの修行 続くれど、神の前には、蟻の相撲。蚤(のみ)の戦争。虱(しらみ)の闘い。

卑小な行い。愚かな考え。浅き信仰。軽き思い。

人は 人 独りにて、何が為し得ん。何が作れん。

何故、神は求めざる。何故、神は遠ざくる。

神の御心 働くとき、人は 為し得ぬことの なき。作り出し得ぬ物の なき。

なれば人は、素直に返り、謙虚に慎み、我が身を省み、神に諮(はか)れ。

神に祈りあり。願いあり。神の願いは人の幸。人の昇華と、御魂(みたま)の浄化。

それのみなれば、人は応えよ、神の願いに。

神のご恩に 感謝捧げ、神の恵みに、祈り 唱えよ。

感謝の思いは、永遠なり。感謝の念は、何より強し。

浅き信仰、軽き想い、ことば遊びの祈りより、神には届かん。神 動かさん。

人の一途(いちず)な 感謝の念は、神の真(まこと)の 仕組み起こさす。神のまことの 仕組み起こらば、人は ただちに み役賜る。

み役 賜りし魂の者は、弛(たゆ)むことなく、神に働け。

神に祈りて、神に尽くせ、誠のこもる魂の行。

神に尽くしし魂は、神の許しし霊行 賜り、神に使われ、精進し、いつか御魂の汚れも消えて 神の許さる昇華を 果たす。

なれば人は、能(あた)うる限りの努力にて、神の望まれる望みに気付き、神の心に近付きて、神に代わりて、この世を浄め、この世を禊ぎ、人の汚れを浄めゆけ。人の曇りを 祓(はら)いゆけ。

そのための書なり。光なり。お仕組みなり。

さにて、人に与えし恵みのうち、最も尊きものは 魂。最もありがたきものは み役。

最も美しきものは 神の光。最も強く 永遠なるは、ことのは、ことば、神の文字。

なれば、人に伝え、遺(のこ)してゆけよ。神の恵みと、神への感謝。

神から許され、賜りし、神のことばの、お伝えを。

今こうして、そなたに伝え、書き残させしも、必ず世に出て、伝えられ、広まり、伝わり、行き渡らん。

なれば、重大なみ役なり。責任重き み役なり。なれば、心し、軽々(けいけい)に、怠(なま)け 怠(おこた)ることのなかれよ。

神に使われることを喜べ。神に使われる意味を知れ。人に与える幸、思え。

さにて終わる。日々の霊行、真(まこと)、ご苦労なり。なれど、み役、怠るなかれよ。

怠(おこた)り、怠(なま)け、神に嫌わる。神は使わぬ。さなる魂。なれば、心し、日々に行事られよ。

そなた一人の書記にあらず。人のためなり。神のおためなり。





要約   2013.1月 ひふみともこ

第78回 和の会を終えて。


事務局からのお知らせです。
2013年新年の和の会は1月12日に開催されました。

1999年10月27日の神から人へのご紹介がありました。真の幸せとはなにかという問いでした。
物質的なものだったり、家族愛や、健康とかも幸せなんですが、もっとそれ以上の普遍的な「こわれない幸せ」を求めるということを改めてまなびました。
食物や水と空気があるから生きているだけではなく、どの人間も神の愛や光といった霊的エネルギーを受けているのを意識することで、魂にもそのエネルギーが入っていくということも学びました。

来月からの和の会の開始時間が早まりました。13時から始まりますのでご注意下さい。
思いも知れない大雪が降ってきたりしています。お体ご自愛ください。


おつかれさまでした。