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「神誥記」 2000年5月14日 歴史を正す

神から人へ。人から神へ。

教えておかん、後のこと、これより何をなしゆくべきか。これより後に起こり来ること、そに備うべし。心得(こころう)べし。

今明らかに、神は示さん。神より下ろす人への教え、導き、全てを胸に刻めよ。漏らすことなく、肚(はら)に納めよ。

さにて本日、何を問うや。

(歴史を正すとは、どういうことであり、どういう意味を持つのでしょうか。また、そのためには、どうしてゆけばよいのでしょうか)

そは重き意味持つ問いならん。今の乱れし政治、宗教、元を正せば、そこに戻らん。

教えの根本、そこにも神あり。神の教えしことばの由来、人の根源、そを知るべし。

ことばの由来を知らずして、何も語れず、表せず。なれば人は,歴史を正し、後に残して、語り継ぐべし。

今の残りし歴史には,多くのあやまちあるなれば、人は己の生の意味、先人古人の苦労を知らず、ただ今のみを享受(享受)せん。

なれば歴史を正すには,神のことばをよく聞きて、人に伝えてゆくが第一。

なれどそにては十分ならず。人は今こそ大切なれば、過去の歴史もさること乍(なが)ら、先ずは今このときを浄め高めよ。

さなりし後に知るもよからん。正しき由来を知ることにより、人は知るらん、己のみ役を。

生賜りし命の意味を。神のご意図を、願いを、祈りを。なれどそもまた難しきこと。

正しき歴史を知る者は,残りておらず。伝えておらず。

なれど幾つか残りし文献、書物をひもとき、そこから読めよ。神のご意図は明らかならん。

ことばの意味の奥底の、言霊知らば、自ずとわからん。

なれば神世の昔から,人が作られ,育てられ、慈(いつく)しまれし、人の歴史と、神の慈愛を汲み取り、知るべし。

(何故、歴史の乱れが、宗教や政治の乱れとなったのですか。ことばの由来を知るとは、どういうことですか)

そもまた難し、難題ならん。一つ一つを教えるためには、その元、昔に遡(さかのぼ)るべし。なれど今には、そもまたならず。

今このときを軸として、今を始点に考えるべし。今の乱れし政治の始まり、その始めこそ、歴史の始まり。

昔古代の権力者たち、己の支配を強めんために、己の権力保たんために、神の力を借りなんとせり。

なれど適(かな)わず、借り得ざれば、彼らの頼りし一つの策が、神から与えられしことを、後世までも伝えることなり。

己の権利の正当性を、神に頼りて、示すため。なれば古代の覇者たちは、歴史を枉(ま)げて書き換えて,彼らを讃(たた)える歴史となせり。

歴史の始めにあやまちありき。歴史に残らぬ真実こそが,埋もれ、忘られ、葬られ。

なれど狂いはそれのみならず。その後政治はますます乱れ,権力持つ者,財力ある者、そのみが力を強めんために、この世を治める構造つくり,強き者はますます強く,弱き者はますます弱く,栄え衰え,繰り返すなり。

政治の乱れは歴史となりて,語り継がれて伝わりぬれど、知られず果てし真実多し。

(歴史を正しく知ることが、現在の地球上の汚れや、あやまりを正すのに、どう役立つのでしょうか)

そもまた難し。応える能(あた)わず。今のこの世の乱れの根源、そを今正すは不可能ならん。

なれど真の粛正(しゅくせい)は,元より正すことなれば、今の乱れの原因を、人が知ること、そは意義あれど、そが今の世を正すにあらず。

なれど誤りありしこと、そを知るは、意味あらん。

宗教とても、あやまちに、満ちてあふるる欺瞞(ぎまん)の歴史。そのときどきの権力者、政治家と共に勢力伸ばし、政治に使われ,繁栄せしを。

なれば宗教、汚れし歩みを、今を生きる子孫こそ,戒め諌めて、志すべし。

正しき元の教えを知れよ。神の御心、原点を。神の始めのことばを知れよ。

人の書き換え、解釈入らぬ、元の始めをこそ知るべけれ。

なれば宗教,政治とは、人へ与える神の道,最も正しく行うべけれど、そが果たされず,叶えられず。

神のことばを悪用し、ただに己の権力伸ばす,その道具とし、貶(おとし)めし過去。

なればことばの由来というも、神の始めの教えを知ること。さらにはことばの原点を、言霊こそを明らめゆく。

(言霊を知ることが、なぜ、今の現代の様々な誤り、汚れを正し直すことになるのでしょうか)

答は難し。時間もかからん。なれど教えん,後のため。

言霊知るとは、ことばを正し、今の乱れしことばを正す、始めになすべきことなれば。

言霊知らば、人はことばを、大切にして、身を慎まん。

ことばを正しく清く使い、ことばに敬意を持つ者に、悪人おらず、犯罪あらず。

全てはことばを乱すが始め。ことばの恩恵省みず、ことばを用いて、罪をなす。

ことばのなくば、罪もなし。なれど栄えも発展もなし。言霊正しく、音霊清く、汚れぬ心を保つべし。

ことばは魂(たま)なり。命なり。現界のみの恵みなり。死して戻りしあの世には、ことばの幸は望めぬ宝。

あの世にあるは想念のみにて、ことばは奪われ、失われなん。

今のこの世にあることの、最も尊き恵みがことば。なれどこの世にあるうちに、ことばを正して浄めて帰れよ。

魂禊ぎ、浄めるも、ことばを正しく使うにしくなし。

歴史書き換え、宗教貶(おとし)め、政治乱せしことの罪も、ことばの働き,汚すが始め。

神の望みし人の務めを、果たす始めが、ことばにあらん。なれば歴史を正すとは,先ずはことばの働きしること。

この後ときを要すれど、時間をかけて、肚(はら)に納めよ。

さにて




要約   2013年10月 ひふみともこ
戦後日本はGHQの政策により、自虐史観を植え付けられました。
そのために、日本人は悪いことをしたと思い込まされて、日本人であることを誇りに思えない人が増えてしまいました。
でも最近、若い人でも日本について誇りや自信を取り戻しつつあるような気がします。

先日2020年のオリンピックの東京招致が決まりましたが、これを機に日本のよさを自覚する人が増えるのではととても嬉しく思います。
あとは、正しい歴史認識を持てるような教育を望むばかりです。
過去の歴史を知ることで、現在の自分の位置がわかるし、今生きている意味や役割も見えてくると思います。

藤原正彦氏「日本人の誇り」〈文春新書〉などは是非若い人たちに読んでもらいたい本です。
同時に、近隣の諸外国の人たちも自国の国民に是非、正しい歴史教育を行ってほしいものです。

ただ、日本人として腹に据えかねることが溢れている昨今ですが、相手を責めたり蔑んだり憎んだりすることは、自分自身の霊性を貶めることにつながります。
相手と同じ低い霊性に落ちることになってしまうのです。

そうならないように自戒しつつ、日本人の高い尊い霊性がやがては近隣にも浸透していくと信じて、神様の前で恥ずかしくない 毅然といた生き方をしていきましょう。
そうすることで、やがては人類全体の霊性が向上していくのではないでしょうか。

第85回 和の会を終えて。


事務局からのお知らせです。
2013年第8回の和の会は9月29日に開催されました。

「歴史を正す」ということについて学びました。
歴史はその時々の権力者達によって書き換えられることが多いようです。
わたしたちは神から与えられたことばを正しく後の世に伝えて行く義務があるのだと学びました。

本年の和の会も11月がお休みになる関係上、あと2回となりました。
朝晩、めっきり冷え込むこの頃です。お体をくずさないようご自愛下さい


おつかれさまでした。