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「神誥記」 2000年2月28日 日本のみ役

(日本のみ役とはどのようなものですか)

日本とは、以前そなたに告げ来(こ)しように、世界の中心、世界の始め。

なれば、日本の国民は、神に使われ働く民なり。

言霊清くも美しく、神のことばに最も近く、さらにも神に近き姿に、人は作られ、似せられき。

なれば神の世、神と人とを、つなげる役も、み役なりき。

そして今の世、神と人とは、離れて分けられ、遠ざけられど、さにても使わる言霊は、神のことばにさも近く、なれば今でも通信も、

心の交流、ことばの交信、他の国より、易く行う。

なれば、今の世、日本のなすべき、み役の一つは世の立て直しと、さなる後の世、人を救い、導きゆくが次なるみ役。

神のことばを人に伝えて、人の魂浄める手伝い、地をも自然も 浄め直して、神の降り立つ場所を浄めて、神との出会いの備えを行う、そもまた

み役の、ありがたきかな。

また行うは、人の魂、迷える魂導きて、神との縁を結べるように、神と人とをつなぐも み役。

かくなる導きみ役なれば、今より人は準備して、さらにも魂浄めあげなん。

(どのように世の立て替え直しを行うのですか。日本人として。また他の国々は)

かくなるときには必ず神が、導き示して誘(いざな)うなれど、今明らかになされしことは、先ずは日本はことばを浄めよ。

さにて魂、心を浄め、ことばを広げて伝えゆくこと。

さにて世界の国々も、新たな教えを知らされて、信じ従う者も現れ、神のご意図はあまねく知られて、さにて立て替え 直しとされん。

(立て替え直しによって、ことばは日本語だけになるのですか。他の国々の人もことばを浄めることが大事ですか)

可なり。他の国々乱れおるも、全てがことばの乱れから。正しきことばは失われ、神のことばは忘れられ、ことばは混じりて乱れ合い、

他国の侵入侵略により、元あることばは汚されて、乱れしままにて使われおるなり。

元の国語を正しく使い、音も正して文法直さば、先ずは国情 穏やかなるらん。

戦争紛争、終わらぬも、ことばを正して使いなば、必ずもめごと治まりて、ことばを越えし絆(きずな)も生まれん。

立て替え直しのその後には、新たなことばも生まれ出(い)でなん。

なれども此度(こたび)も日本のことばは、残され直され、用いられん。

世界のことばを一つにするは、いとも易しきことなれど、先ずは元ある国々の、ことばも残して使われなん。

さにて世界は繁栄し、文化文明、違いも生まれて、さらなる発展進歩もあるらん。

全てが同じを、神は好まぬ。

神のことばは人は使えず、なれどいずれのことばにも、必ず言霊 宿れるなれば、

いずれのことばも導き神の、ご意図を汲みて、使うがよけれ。

神のことばは忘れられども、ことばの奥には必ず神の、眠れる命も育まるる。

なればこそ、大立て替え直しの祈願成就(きがんじょうじゅ)は、ことばの浄めの終わりをもちて、一つの節目を迎えなん。

なれば人は、それぞれ努力。神の手伝い行えるよう、先ずはことばを先に浄めよ。

その後 神はことばをもちて、日本のみ役を示し明かさん。

日本は古代の、神世のころより、神に使われ続けし民なり。

神のことばを使いし民なり。

そのことしかと肚に納めよ。


さにて





要約  
日本は世界のひな型と言われます。
地図を見ると確かに世界地図を縮小したような不思議な形です。
小さな国土ながらも豊かな自然に恵まれ、一方で、厳しい自然の猛威に曝されることで、穏やかな和の心と謙虚な信仰心を養ってきたこと。
世界で最も古い歴史を持つ国として、125代続く万世一系の天皇を戴き、3000年近くの歴史の中で様々な特色ある それぞれの時代の文化を持っていること。
それは、日本語という言語を3000年以上も使い続けているという奇跡的なことにもつながります。
そのありがたさを心の底から認識している人は、どれだけいるでしょうか。
それらが全て当たり前だと思って、何の感興も覚えないこと自体、日本人は幸せなのかもしれません。
 それだけありがたいものを神様に頂いていることを正しく受け止め、それにふさわしい生き方をすることが、神様へのご恩返しになると思いますし、それだけ日本人は神様に期待されているのだと思います。
 単に戦後、経済的に発展したというような皮相な理由ではなく、お金では買うことのできない、歴史と伝統と、その中で培われた霊性を持っていることを認識して初めて、日本のみ役ということも浮き彫りになってくるのではないでしょうか。

第85回 和の会を終えて。


事務局からのお知らせです。
2013年第9回の和の会は10月19日に開催されました。

「日本のみ役」ということについて学びました。
このところの台風の被害も大きく、大島は大変なことになっています。人間の都合で地球が動いているのではなく、台風により、海水温も下がるのだそうです。地球と人間がどうやってかかわっていくのかということを学びました。

欧米人はどちらかというと自然を管理しようと試みたり、自然と敵対して押さえつけようとする傾向があるそうです。
日本人は遠い昔より、自然に対する感謝、自然と付き合う知恵、あるいは謙虚さだったり、見えないものに対する敬意を日常的に行っている民だということです。
滝川クリステルさんがオリンピック招致のプレゼンで話された「おもてなし」も日本のことば=言霊だそうです。

また日本語は母音で終わることで和歌や短歌や俳句といった精神性があるものが生まれたということも学びました。

本年の和の会も11月がお休みになる関係上、あと1回です。
12月の和の会には、多くの皆様にお越しいただけますよう、心よりお待ち申し上げます。


おつかれさまでした。