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平成21年(2009年)10月13日 出口信一先生をおしみて


神から人へ、人から神へ
現世の出会いも、別れも、縁も、全ては神に仕組まれしもの。
人はこの世に出会いし人と、その和を保ちて生き永らえて、さにてこの世の み役を果たす。
尊き出会いは神のみ恵み。己の御魂の向上のため、神に賜る縁なれば。
人は宿世(すくせ)のしがらみを捨て、過去の執念、執着取りて、現世の生を許さるものなれ。
ただひたすらに今世の行を、尊(とおと)み 畏(かしこ)み、行うべけれ。
迷い、疑い、ためらいは、御魂の成長、進化と共に、外(はず)していけよ、離れゆけ。
残さる時の短きを、惜しまば、神への信 一筋に、捧げるものは御魂のみ。
この世の行に、疲れし身には、神の光が振り注がれむ。
やがては御魂は肉体離れ、永久(とわ)の浄土に生まれ変わらむ。
清き祈りの言霊は、御魂を清め、地をも清めむ。
なれば人は、言霊を、さらにも高めて、神へと捧げよ。
あの世に映れる 乱れ狂いは、この世のことばの乱れなり。
亡き人となりぬる人の御魂にも、祝いのことばを、奉(たてまつ)らむ。
在(あ)りし日 立てし 人の功(いさお)を讃(たた)え奉(まつ)れよ、慰めよ。
あの世に働くその御魂に、この世のことばの息吹きを伝えよ。
人の思いを言霊に変え、祝詞となさば、届けられむ。
この世とあの世は、つながるもの。境はありて なき如し。
いまだ遅れし 地上の進化よ。
人の霊性向上のため、往(い)ぬる御魂は働きており。
この世に在りし、その時よりも、今や彼岸に休むことなし。
肉体離れ 今際(いまわ)の時より、御魂は真(まこと)の自由を得、この世とあの世を行きつ戻りつ、神の使いの み役に勤(いそ)しむ。
嘆き悲し心は無用。今や御魂は天界を、縦横無尽に翔(かけ)りたまえば。
この世の縁は切れることなし。
神との縁を深めゆかば、人との縁も強まりゆかむ。

神にて結ばる 縁こそは、人の全ての 見えない絆、全てが 宇宙に つながるる、一(いつ)なるものの 思いの始め。
一(ひと)つなるもの、同じもの。全ては 神の み心なれば。
明るき心で 見送れよ。
御魂は 喜び、神の命(みこと)を、勇み、励みて 勢い増さむ。
手向(たむ)けることばは 感謝の言霊。
この世に生の在(あ)りし時、共に過ごせし幸いを 稀有(けう)なる縁を 言祝(ことほ)げよ。
御魂は 時空、次元を超えて、地上の平和の実現のため、今にも増して 貢献せむ。
現世を生きる者たちは、祈りのことばを 捧(ささ)げるべし。
御魂のさらなる活躍を、共に後押し、働かむ。
神のご意図を知る者たちは、神の縁にて結ばるる者。寂しき思いは 錯覚なりと、遺(のこ)さる者は、早くに気づけよ。
全ては神の経綸なれば、無駄なるものは ひとつもなし。一人の死さえも、尊(とうと)き意味あり。
そを知る機会と気づかれよ。さにて。

平成22年4月(2010年)3月22日 地球と北極星・北斗星との関係について

神から人へ、人から神へ。
永きの年月(ねんげつ)、時の流れに、人は己の使命を忘れ、今ある生の、眼前(がんぜん)の、瑣末(さまつ)な事象、現象に、
惑(まど)い、愁(うれ)いの 日を送りきぬ。
さにて 本日、宇宙の星々、その中にある、宇宙の意図を、意味を伝えむ。
宇宙の始めに、神のあり。
神の意図にて 宇宙は生まれ、時の流れの中にて進化し、互いの間のつながりにより、さらに緻密(ちみつ)な動きを始めぬ。
なれば地球もその中にて、遅くに生まれし星なれば、
さらにも古き星により、宇宙の中の役割、使命、そもまた他(た)より、定められぬる。
遠きかなたの星々は、遠くに見えれど、さにあらず。
地球の踏むべき 進化の道を、時空を超えて 導き示す。
なれば人は古代より、天文学を発達させて、地上の農耕、狩猟、漁業を、星より学び、星にて占う。
宗教、祭祀(さいし)、学問、政治、全てに星は関わらざるなし。
星の位置にも運行にも、宇宙の意思は顕(あら)われぬれば、人はそこより謙虚に学び、宇宙の意思に適(かな)わむとせり。
北極星や北斗星、それらも指針の一つなり。
人が宇宙の星々の、位置を定め、過(あやま)たぬよう、北天の空に位置を占(し)め、標(しるべ)となりし星なれば。
古代の人は宇宙の星の、大いなるを、聖なるを、厳(おごそ)かなるを畏(かしこ)みて、
神の尊き働きを、御魂の底より、感得(かんとく)せり。
宇宙の奥に人の根源、御魂の由来は秘められぬれば、人の中にも宇宙あり。
宇宙は人の外ならず。
人も宇宙の一部なり。
人は宇宙の意思を享(う)け、宇宙の命の一部を生きる、宇宙の具現化せしものなれば。
何千万もの歳月は、人の御魂の中に生き、何億、何兆、無限の命を、個々の御魂に記憶せり。
進化の歴史は遺伝子に、記号となりて、受け継がれぬる。

平成21年(2009年)5月26日 ブラック・ホール


神から人へ、人から神へ。
遠き宇宙の 銀河の果ての、宇宙の始めに広がりし、全ての元なる根源は、今も遥かに広がりて、
宇宙全てに遍満(へんまん)し、この世を覆(おお)い、時空を超えて、物質次元にとどまらず。
神の意識が 形となり、物質次元に凝(こ)り固まりて、地球も星も太陽も、意識を表わす 一部なり。
なれば宇宙は 神の意識が、全てに宿れる 空間なり。
そこにて起こる 全ての事象は、神の意思をば 体現す。
宇宙の空間、その中に、突如(とつじょ)現わる 暗黒の穴。
そこには宇宙の発展に、役目を終えし 素粒子(そりゅうし)、光子(こうし)、不要となりし物質の元、
全てが穴に吸い込まれ、浄化の後(のち)に、再び 現わる。
宇宙の高き次元には、物の移動は自由自在。消えるに見えれど、さにあらず。
形を変えるも変幻自在。素粒子となり、光子(こうし)となり、新たな力を、息吹きを受けて、宇宙進化の源となる。

宇宙はさらに進化を遂(と)げて、地球次元の物質を超え、意識を高めていくほどに、物質次元を脱(だっ)するなり。
意識の次元が高まるを、霊性進化と呼ぶなれば、高き次元の霊性は、物質次元に縛(しば)られず、
神の意識と一体となり、宇宙の進化に同調す。
暗黒の穴は、宇宙の彼方、遥かに遠き 所にあらず。
宇宙を汚(けが)す 元なるものは、神の意識を 外(はず)れしものなれ、
神の意識を顧(かえり)みぬ、物質次元に惑わされし、低次の意識を高めむために、意識の一部を変える要あり。
物質次元の魂は、宇宙進化に遅れるままに、進化を妨(さまた)ぐ虞(おそれ)あれば、浄化のために、吸い込まれむ。
意識の低き魂は、物質次元のままなりて、やがては汚(けが)れとなるものなれば、浄化の仕組みが働かむ。
宇宙に無駄なるものはなし。無駄なるものは、浄化され、再生されて、甦(よみがえ)らむ。

宇宙も一つの命なり。
生々(せいせい)流転(るてん)の妙(みょう)なれば、命は形を変えつつも、変わることなく生き続けむ。
古きものは新たまらむ。
意識の次元を高めつつ、進化の成就(じょうじゅ)に 貢献せむ。
宇宙意識は、神の愛。天地万物、全てを化育(かいく)し、全てに神の意識は宿れる。
神の意識の宿らぬはなし。
人の多くが、葬(ほうむ)りし、意識の奥底、御魂の記憶に、眠りし意識を 目覚ませよ。
高次の宇宙に、同調せよ。
物質次元は、まだ低し。物質次元の粗(あら)き波動に、御魂を曇らせ、鈍らすなかれ。
高き波動の御魂となりて、自(みずか)ら宇宙の浄化に寄与せよ。
宇宙の意識は呼び掛けむ。御魂の奥に眠れる意識に。
神の意識を呼び起こさむと、宇宙の意識は言霊となり、御魂に波動を 送るなり。
人にも次元は様々なれど、高き波動は広がらむ。
低き波動を凌駕(りょうが)して、必ず地上の波動を高めむ。
気づき目覚めし者たちは、己の波動をさらにも高めよ。
神の言霊、祈りの言霊、そを怠(おこた)らず、忘れずに、御魂の波動を 日々に高めよ。
そこそが、今の地球にとりて、最も急務の 救いとならむ。さにて。

平成21年(2009年)7月16日 不思議な船との遭遇の意味


神から人へ、人から神へ。
多くのこの世の現実、現象、全てに意味あり、偶然はなし。
人はそこより意味を汲み、神のご意図を、宇宙の意思を、見えない力を 読み取るべし。
さにて本日、そなたの問いは。
(富岡興永宮司様が、以前八丈島に行かれた時、船体に「オセアニアン・グレイシス」と書かれた船が沖で二、三日停泊していたそうです。
煙突もなく、また地元でそのような船は見たことがない、また人影も無かったそうです。この船との遭遇にはどのような意味があるのでしょうか)
さにても小さな出来事なれど、人は己の思い込み、己の心の持ち方にて、大切なことをば見落として、無駄な事には気をかけるもの。
この世の出来事一つ一つ、全てに意味なきものはなし。なれど全てに神の意図、天の意向が働くになし。

人間界の 行い、営み、それらに人の意思も混ざりて、現実界にて現われるとき、始めの意図は大きく変わりぬ。
なればこの世の現象全てを、そのまま神の意図として、そこから意味を読み取るは、人の知能を超えしことなり。
人は己の関心、興味、そに縛(しば)られて逃(のが)れ得ぬ。
純なる無垢の心にあらねば、全てを均等、公平に、見通す力は持ち得ぬもの。
気にする心に囚(とら)われず、しばしの時を 経(へ)た後(のち)に、その持つ意味を考えるべし。
そのとき見えぬ、何らかの意味、わからぬことも、見えてこむ。
真(まこと)に意味あることならば、必ず一度や二度になく、神は必ず、意味を伝えむ。
伝わるまでに、幾度(いくたび)も、形を変えて、時を変え、場所を変えても、伝えぬはなし。
心に疑問や不信の念が、広がる心を 納(おさ)めるべし。
心の波を平らかに、鎮(しず)めて 浄化し、穏やかなれ。
心は静朗、雲ひとつなく、心は平らに、波 静かなれ。

人は心の曇りに囚(とら)われ、波の形に拘(こだわ)りて、自(みずか)ら鎮(しず)める 術(すべ)を持たざる。
波の形は刻一刻と、変わりて留(とど)まることはなし。
波の形の一つ一つ、そこに意味を求めるになく、元なる海に、意識を向けよ。
波は瞬時に移りてゆけど、海は変わらず、命を育(はぐく)む。
全ての事象は波の如(ごと)。
人の一生、人生も、立ちては消える 波の如(ごと)。
人は海を見ることなく、波に囚(とら)われ、日を送る。
気づきしときには、己の生も、海に帰りて、抱(いだ)かれむ。
この世に起こる事象の奥の、元なる意味を、見出せよ。
人はそれぞれ、この世に生まれ、海に気づかず、果てるが多し。
短きこの世の束(つか)の間(ま)を、小さきことに拘(こだわ)ることなく、大(だい)なる意味を 求めてゆけよ。
この世の生は、独りにあらず。人類全てが、向上すべく、一人ひとりの霊性を、高めることに、傾注(けいちゅう)すべし。
この世で学びし御魂の知恵は、海に戻りて、尚 消えず。さらなる富を、もたらさむ。
一人の命は短けれども、悠久の中にて、繰り返され、積み重なりて、豊かに富まむ。
無駄なる学びは一つもなし。
そもまた生きる糧(かて)なれよ。さにて終わる。