平成22年(2010年)9月13日 神の愛と人の愛
神から人へ、人から神へ
神の慈愛はは巡り巡りて、天(あめ)から大地(つち)へ、大海(わたつみ)へ、自然の織り成す 生々(せいせい)流転(るてん)、神の恵みと溢(あふ)れたり。
神の慈愛は眼に見えぬ、自然の営み、生成化育、全てに込められ、ひめられたり。神の慈愛は、全てのものを、豊かに富ませ、潤(うるお)して、留まることなき時の流れに、生まれる命も亡ぶ命も、等しく神の愛を受け、神の願いに外れるものは、一切なきを伝えたり。
神の慈愛を知るは難(むずか)し。人はこの世の次元にて、神の慈愛を感じる少なし。なれど御魂の奥底に、神の願いは刻まれたレバ、神は人の体を使い、心を使いて顕(あら)わしたり。
神の慈愛は、人を通して、人が人を愛する時に、神も共にて愛したり。
人への愛は、人のみならず。神も人の愛を介して、神の無限の愛を示さる。
人は神の願いを叶える、この世の次元の具象物(ぐしょうぶつ)。
森羅万象(しんらばんしょう)、全ての事物に、人は神の愛を知るべし。
隈(くま)なく照らす神の光を、人は心の目で見るべし。
神はこの世を愛するために、人を創りて、愛を興(おこ)せり。愛をこの世に実現するには、この世に生き得(う)る 命を要す。
自然の中に生きる全ては、神の慈愛のそのままなり。
なれど無償の利他愛こそは、神の慈愛をこの世に叶える、最も神に近き愛なり。
無償の愛を施(ほどこ)せる、輝く御魂よ 地に満ちよ。
人は一人を愛せばよし。一人を愛することのうちに、人は神から愛を受けむ。
人へ与えし利他愛は、神の慈愛の証(あかし)ならむ。
己の内より溢れ出(い)づ、無限の愛は、神の愛。
人は己が愛するになし。神の慈愛が己の中に、宿りて 初めて、愛するなり。
尊き神の慈愛を受ける、清き器を 用意せよ。
清き器に 神の慈愛は、満たされ、溢れて、潤わさむ。
一人ひとりが、器となれよ。
穢(けが)れし器は、清め 磨けよ。清める術(すべ)は 言霊ならむ。
神の慈愛は光なり。
神の慈愛は曇りなく、受ける器の人を清めて、さらなる高みに昇華(しょうげ)を許さむ。
この世に命を預かりて、肉体持ちて生まれしは、ただひたすらに、神の慈愛を、この世に映す、そのためのみ。
己の小さき願望、欲望、その実現に心奪われ、見失いしは、神との約束。
神は人を愛するもの。
人は神を求めるもの。
人の御魂は神の一部、宇宙の一部を成すものなれば、人は御魂の奥底にて、神への回帰を希少せるもの。
人の御魂の根源に、神の慈愛を呼び覚ませよ。
人の自然は、宇宙と一体。
人は宇宙に願うもの。宇宙の願いと一体ならむと。
人が愛の心を持つ時、人は神の願いを生きる。
人は神に祈るもの。神の御魂に戻らむと。
人の愛はこの世の次元。物質次元の愛なれど、神の慈愛を実現せしとき、人は尊き導きを得む。
神の慈愛に導かれよ。神の慈愛に身を任せよ。心素直に、しなやかに、疑う心を先ずは治 (おさ)めよ。
さにて
平成23年4月(2011年)1月10日 恋愛
神から人へ 人から神へ。
今や残さる時は少なし。人類全ての存亡(そんぼう)に 迫る危難に 早くに気付けよ。
さにて 本日、人間世界の恋愛について答えを示さむ。
恋愛感情、思慕(しぼ)の情、そは人には根源の、種(しゅ)の生存に不可欠の、本能なるに近きもの。
なれど人は、そを高め、相手を愛(いと)しむ心を養い、我が身を賭(と)すも恐れることなき、犠牲の尊(とうと)さすら学べり。
人が今日(こんにち) 生き延びて、かくまで繁栄発達せしも、愛の心を学びし故(ゆえ)なり。
親子に兄弟、家族に知人。弱かりし故(ゆえ)に、助け合い、慣れ親しみ合いて情けを通じ、他(た)の利(り)となるを喜びて、己の命も惜しまず捧(ささ)ぐ。
愛の始めは本能なれど、そこに利他の心が伴い、自己の犠牲を喜ぶ心。
その究極が恋ならむ。
恋というは激しきもの。相手を己のものとせむと、独占欲を高じさせむ。
思いの届かぬ相手を憎み、恨みの心を募(つの)らせむ。
人は恋する相手を縛り、心移りのなきを願わむ。
なれど恋は儚(はかな)きもの。愛の重さを伴わず、短き時にて移り変わらむ。
恋にて人は喜びも、悲しさ、切なさ、苦しさも、この世における心の営み、その複雑なるを学ぶなり。
恋は心を喜ばせ、楽しませるもあるなれど、時に激しき妬(ねた)みを生みて、恨みの心を生じさせむ。
なれば恋は 難(むず)かしきもの。恋の心は、抑(おさ)え難(がた)かり。
恋は人の生を彩(いろど)り、人の世界に様々なる文化の種(たね)を生み出せり。
なれど恋は不自由なもの。
人の世界は倫理を定め、恋の自由を戒(いまし)めむとす。
倫理のなからば人の世は、恋にまつわる犯罪にて、獣(けだもの)の如(ごと)き世とならむ。
なれば恋は危(あや)うきもの。
許されぬ恋は苦しきもの。祝福されぬ恋は狂おし。
倫理は理性の働きにて、恋は生の本能なれば、恋の心を鎮(しず)めるは、最も辛く苦しきものなり。
なれど恋は人の心に 鮮やかにしてみずみずしき、潤(うるお)い与え、豊かにするもの。
苦しき心も、心に綾(あや)を、深みを与えるものならむ。
短き生の束(つか)の間(ま)にも、人は恋を楽しむべし。
恋の心を高めゆかば、そもまた心の行とならむ。
焦がれる心を鎮(しず)めるは、一つの心の鍛練(たんれん)ならむ。
独占欲を抑制し、犠牲の心を育(はぐく)まば、恋も一つの行ならざるや。
人の世界の倫理を守りて、心の恋をば楽しめよ。
年を重ねるその度(たび)に、恋の楽しみ、深めゆけ。
さにて本日、人の世界に欠かせぬ恋について伝えたり。
人の心に幸いあれよ。恋にて生に彩(いろど)り添(そ)えよ。さにて。
平成23年(2011年)2月27日離婚
神から人へ、人から神へ。
多くの地上の汚(けが)れ曇りは、いつまで残り、留(とど)まるや。
今また人はさらにも多くの、汚(けが)れ過(あやま)ち、積み重ね来る。
これから後(のち)にも人の受難は、汚(けが)れ曇りの祓(はら)われるまで、幾度も重ねて、終わることなし。
さにて本日、人の世界の離婚について、神の次元の視点を伝えむ。
人の世にては過(あやま)ちも、神の世界に当てはまらぬ、人の世(よ)独自の罪汚(けが)れあり。
人には人の世を守る、法律秩序あればなり。
なれど人の本性(ほんせい)は、法律秩序に縛られぬ、野性(やせい) 獣性(じゅうせい) 残るもの。
一つの対(つい)の雌雄(しゆう)にて、その生涯を終えること、そは知性なり、理性なり。
知性の前に、感性あり。感性の前に、本能あり。
知性を伴う愛あらば、生涯男女は夫婦を保たむ。
なれどどちらか欠けたらば、人は夫婦の契(ちぎ)りを破り、欠けたるものを求め追うもの。
知性は勝手な理想を夢見(ゆめみ)、己の独善、妄想を、いつしか愛と過(あやま)てり。
本能のみの愛にては、夫婦の愛は成り立たず。日毎(ひごと)に変わる愛の相手よ。
同じ感動、喜び悲しみ、互いの感謝の上にこそ、夫婦の愛は保たれむ。
離婚は人の世のことなり。法律制度の決めごとなれば。
なれど夫婦も一つの縁なり。この世で出会いて子を残し、本能のみの愛になき。尊き愛を学ぶため。
感謝や感動、そを高め、共に享受(きょうじゅ)す幸せ知るため。
離婚は哀(かな)しき結果ならむ。
この世に出会いし縁なれど、知性が働き、心を冷(さ)まし、ついには愛は冷え切れり。
或(あ)るは又、別なる異性に本能目覚め、理性知性は働かず。
いずれも人の世の常なり。昔も今も繰り返さるる、愚かに哀しき人の性(さが)。別れを選ぶも致(いた)し方(かた)なし。
出会いがあらば、別れもあらむ。よく別れるが大切なり。
憎み恨みを残す別れは、心の毒を増させる素(もと)なり。
相手を憎まず、許し別れよ。互いが互いを傷つけ合いし、悲しき出会いを共にせしもの。なればどちらも哀れむべし。
この世の縁はこの世限り。なれば稀なる縁を尊び、悪しき思いは断ちてゆけ。
結婚は、人の作りし制度なれども、出会い別れは制度にあらず。
子孫を残す務めを果たさば、別れることも許されむ。
出会いも別れも奇(く)しき縁。よきも悪しきも本来なし。そを決めるのは生き方次第。
よき出会いを欲(ほっ)さば、よく別れよ。よき別れを別れてこそ、よき出会いにも導かれむ。
出会い別れに拘ることなく、先ずはよりよき生を歩めよ。さにて
平成23年(2011年)3月16日 東北関東大震災
神から人へ、人から神へ。
神の願いを人に伝える、此度(こたび)の震災、津波なり。
人の重ねし積年の罪。償(つぐな)えぬほどの汚(けが)れは積もり、最早(もはや)浄化も間に合わぬほど。
なれど此度は最後の機会。人がこれにていかにまとまり、堅く結ばれ、立ち上がれるか。人は試され、測られむ。己の御魂の清さ、強さを。
全ての人の思いが大切。個々に離れしままにはかなわず。
一つに心を合わせて集(つど)えよ。大和(やまと)の民の大和(だいわ)を示せよ。
古来の民の強さの元は、勤勉、忍耐、不屈の魂。
諦めることも、退(ひ)くこともなく、目の前にある己の課題を、ただこつこつと営々(えいえい)と、真摯に謙虚に日々繰り返す。
犠牲も時には必要ならむ。
失われしは尊(とうと)き魂。なれどそれらは 徒(あだ)にはあらず。
必ず残りし者たちが、無念の思いを晴らしてゆかむ。
人はこのとき、神の試しに、試され、磨かれ、鍛えられむ。
鋼(はがね)の強さは、打たれればこそ。
大和(やまと)の民の真(まこと)の強さは、折れることなき しなやかさなり。
その元なるものが、心の強さ。己を律する心こそ、最後の勝者に欠かせぬものなり。
なれば、此度(こたび)の震災により、人は示せり、心の強さを。
いかなるときにも冷静に、いがみ合うこと 皆無(かいむ)なる。
永きの年月、風雨に耐えて、互いを思う心こそ、生き残る術(すべ)と学びし叡智(えいち)よ。
未曾有(みぞう)の災難 国難なれど、災禍(さいか)のときこそ、失うなかれ。
弱者の優しさ、いたわりこそは、強き者のみ 可能なり。
今 試される 真(まこと)の強さ、真(まこと)の優しさ、真(まこと)の清さ。
人の苦しみ 悲しみは、常に神と共にあり。
落とせし命を、勇気に変えて 明日(あす)には新たな命を生きよ。
流せし涙を 希望に変えて、後(のち)の世までも 潤(うるお)せよ。
消えし御魂は 光に変わり、暗きを照らす 標(しるべ)とならむ。
人類全てが 受け止めよ。
厳しき神の問いなれど、答えは必ず 導き出されむ。
いかなる答えを神に返すか。問われしことは 深淵なり。
神の求める答えを探せよ。
絶望の底にも 光あり。
悲痛(ひつう)悲嘆(ひたん)の中にありても、雄々(おお)しく耐えて、立ち上がり、人の持ちうる霊性の、高き極(きわ)みを示すべし。
そこそに日本の使命あらむ。
日本の復興 復活は、世界に希望と勇気を与えむ。
神の望みに応える意味を、今こそ己に 問い掛けるべし。
神は必ず、手を差し伸べむ。求めて伸ばす 人の手に。
神は必ず、救い賜(たま)わむ。祈り捧げる 人の心を。
2023年(2011年)3月29日 原発
神から人へ、人から神へ。
多くの人の命を奪い、尚 収まらぬ、混乱、混迷。
人の全てが力を合わせ、課題に向かい、手を携(たずさ)えて、これまで犯せし罪科(つみとが)の 一つ一つを償(つぐな)えよ。
生きて残りし者たちは、重き課題を負わされて、これから後の時代を担(にな)えよ。
さにて本日、人間の犯せし中でも 最も重き過(あやま)ちについて,説き聞かせむ。
原子を利用す発電は、自然の摂理に大いに反し、自然を汚(けが)し、宇宙を汚(けが)さむ。
宇宙の則(のり)を根本より、乱し崩すの行いなり。
発電の後、残さるは、地上に留(とど)まる、さらなる穢(けがれ)。大気に、水に、大地にと、永きに亘(わた)りて 広がりゆかむ。
自然万物、調和の世こそ、宇宙のあるべき姿なれ、原子力による発電は、最もゆゆしき反逆ならむ。
その反省を迫れるも、人の悔悟の遅れなば、最早(もはや)地球に未来なし。
今日(こんにち)までに延ばされし、最後の機会を逃(のが)すなよ。
罪を贖(あがな)う日は延ばされず。猶予(ゆうよ)のなきを、肝に銘ぜよ。
遅れが募(つの)れば、犠牲も増えなむ。犠牲のままに何も残らぬ、廃墟に神の光もなからむ。
今急がるは、人の覚醒。
利権を求め、守るため、重ねし罪の深さを知れよ。
人がこの世で生きらるは、自然の恵みのあればこそ。
自然の中に人はあり。人こそ自然の一部なれ。
摂理に逆らい、自然を壊(こわ)す、その大罪を償(つぐな)う時なり。
宇宙に存(そん)する全てのものは、神の教えを一途(いちず)に守り、宇宙の則(のり)に従うべし。
宇宙進化の流れに沿いて、神(かみ)経綸(けいりん)を進めるべし。
生まれし命は死を迎えども、再び生まれて転生せむ。
その営みを繰り返し、進化を遂(と)げるが 理(ことわり)ならむ。
なれど原子を破壊せば、そこには何の再生もなし。転生もなく、滅びあるのみ。
宇宙の進化を妨げる、地上の人類、そは敵ならむ。
永久(とわ)に滅びて、潰(つい)えゆくのみ。今のままには、他(ほか)に道なし。
人の利害に測るになく、宇宙の意図を 読み取るべし。
人の霊性、進化の証(あかし)を、今こそ人は試(ため)さるときなり。
心の底より悔い改めて、自然と共に生きる道、そを求めるが、急務ならむ。
払いし犠牲は、これから後の、真(まこと)の目覚めのためなれば。
世界の民の まとまる時なり。
奇跡は神の起こすにあらず。人の祈りが起こすもの。
今こそ祈れよ。浄化せよ。穢(けが)れを、罪を、過(あやま)ちを。
清き言霊、祈りの力で、融和(ゆうわ)の絆を広げるべし。
残されし者、一人ひとりに、神は最後の願いを賭(か)けむ。
よくまとまれよ。働けよ。さにて。
平成23年(2011年)4月12日 日本の復興
神から人へ、人から神へ。
人の心の汚(けが)れを落とし、御魂の昇華(しょうげ)、霊性向上、そのみが地球を救うよすがよ。
これまで穢(けが)せし人の心の、我欲と執着、傲慢(ごうまん)不遜(ふそん)。
惧(おそ)れを知らぬ 神への冒瀆(ぼうとく)。自然を蹂躙(じゅうりん)、地球を虐待(ぎゃくたい)。
全ては人の心が招きし、結果の現れ、因果なり。
なれども今は最後の機会。
人が自(みずか)ら省(かえり)みて、己の招きし災厄(さいやく)を、真摯(しんし)に謙虚に悔い改めて、新たな世界の創造に、踏み出す勇気のありやなしや。
今日(こんにち)までの己の過(あやま)ち、その悔い改めが足りなくば、地球浄化を止めるあたわず。
日本一つの国のみの、罪科(つみとが)ならぬことなれど、全ては一蓮托生(いちれんたくしょう)の、同じ命を共にするもの。
我欲の心の蔓延(まんえん)し、行き着く先は破滅のみ。そが今立たされし、人の姿よ。
全てが整い、狂うことなく、命の循環 繰り返し、その繰り返しが進化を進める。
そが真理なり。宇宙の則(のり)なり。
日本の復活、復興は、地球の運命(さだめ)を示す縮図よ。
調和の世界を新生し、全てが一つの統一体。互いが互いを活かし合い、神を敬(うやま)い、自然を尊(とうと)ぶ、霊性高き世を築けるか。
既に地球に猶予はあらず。一触即発(いっしょくそくはつ)、瀕死(ひんし)の際(きわ)なり。
神の示せし警告を、未だ解せぬ愚昧(ぐまい)の民は、残すに足らぬ存在なれど、神の仕組みに差別なし。
地球浄化のためならば、一人ひとりの区別なし。
全ては同根(どうこん)同罪(どうざい)なり。
贖(あがな)う術(すべ)は ただひとつ。人のなすべきことをなすのみ。
人の命の根源なる、神の御魂を蘇(よみが)えらせよ。
汚(けが)せし御魂を浄め磨きて、元なる光を取り戻すべし。
古代(いにしえ)、神と共にあるとき、人の御魂は輝けり。奇跡を行い、病もなかりき。
今ある人の多くは病みて、心の闇も深からむ。
神への祈りは忘れられ、御魂を清める術(すべ)もなし。
人の尊(とうと)き言霊こそが、御魂浄化の技ならむ。
祈りに乗せよ、清き思いを。
思いはことばの言霊となり、地上の森羅万象(しんらばんしょう)に、神の奇跡を発動させむ。
今衰(おとろ)えし 言霊を、祈りの力を 復活させよ。
血路(けつろ)は開かれ、救いは見えむ。
人の愚考は最も危(あや)うし。
神のみ声も、宇宙の則(のり)も、地球の思いも 知ることなく、同じ過(あやま)ち 繰り返さむ。
今こそ目覚めよ、気づけよ、動けよ。
今このときを失うなかれ。
神も宇宙も、地球を救わむ。人を守りて 救いたし。
神の切なる願いよ、届け。
気づきし人から、始めてゆけよ。やがては大きなうねりとなりて、人の全てが、目覚めを果たさむ。
最後の時の訪れるまで、神は待つのみ、祈るのみ。人が正しき答を返すを。
平成24年(2012年)1月9日 信仰心
神から人へ、人から神へ。
人の最も大切なるは、心底からの帰依(きえ)と献身(けんしん)。
人の力を超えしもの、人の力の及ばぬものに、謙虚に従い、委(ゆだ)ねる心。
さなる心の衰(おとろ)えて、失われゆくを憂(うれ)うるばかり。
人の人たる所以(ゆえん)とは、見えぬものにも頭(こうべ)を垂(た)れて、己の欠けたる能力、知力を、素直に認める心なり。
なれば今の世、人の世界は、見えるものしか信じず、認めず。
科学の力や技術を過信し、人の力で作れぬものを、次から次へと壊(こわ)し滅(ほろ)ぼす。
信仰心の欠けたるものは、獣(けだもの)よりも猛々(たけだけ)しく、及ぼす害は甚(はなは)だし。
信仰心は、至高(しこう)の心。至誠(しせい)至純(しじゅん)の心なり。己の役と分(ぶ)を弁(わきま)え、その遂行(すいこう)に心を砕(くだ)く。
望みや願いは理に適(かな)い、天の道へと通じゆく。
さなる心を養えよ。祈りの日々にて育(はぐく)まれむ。
日々の短き祈りにて、蒔(ま)かれし種は 育(そだ)ちゆかむ。
一人ひとりの命の重さは、掛けがえもなき尊(とうと)きもの。
一つの命も輝けよ。神の光に照らされよ。
祈りのことばを湛(たた)える心に、神の光は溢(あふ)れゆかむ。
祝(いわ)えよ、謳(うた)えよ、感謝と喜び。言葉の波動は光を増さむ。
神の創りし自然万物、祝福されざるものはなし。
神の祈りと調和せば、自(おの)ずと心は 喜び満(み)てり。
讃(たた)えよ、唱(とな)えよ、神のみ名。人の心の根源に、つながる絆を確かめよ。
ほどけて離れる御魂の糸を、祈りの言葉で結び合わせよ。
求める心に、天は応(こた)えむ。示して明かさむ、宇宙の則(のり)を。
人は素直に従うのみ。逆(さか)らう生に、実り少なし。
心の浄化と成長により、肉体次元を超えしとき、高き御魂の世は顕(あら)われむ。
日々の祈りを重ねてゆけよ。心の糧(かて)なる祈りの声に、心も自(おの)ずと従わむ。
祈りあらば、日々穏やかなり。平(たい)らかなり。安らかなり。
祈りのことばを御魂に聞かせよ。御魂は喜び、波動を高めむ。
辛き時、苦しき時、悲しき時、迷いし時、光失いし御魂に聞かせよ。
ことばは神の光なり。己の祈りは神の声なり。
神の祈りを、御魂に聞かせ、御魂の光を取り戻せよ。
神の慈愛は掌中(しょうちゅう)にあり。伸ばさずとも、求めずとも、既(すで)に己に届けられたり。
信仰心は極(きわ)まりて、神の願いと調和せむ。
神の願いを言霊にせよ。神の祈りと相和(あいわ)せよ。
人の幸(さち)は、神と共にあること。神と共にあるを常に感知し、悟ること。
人は願えよ、真(まこと)の幸(さいわ)い、真(まこと)の栄光、真(まこと)の信仰。
浄土は己の心に在(あ)り。そに気づくのも信仰ならむ。
遠くに見ゆるは幻にて、徒労の旅を続けるなかれ。
心の浄土の標(しるべ)となるは、祈りの他(ほか)にあらざらむ。
己の祈りに導かれ、心の浄土に辿(たど)り着(つ)かれよ。さにて。
平成24年(2012年)6月4日 音と魂
神から人へ、人から神へ。
人の心は波動と同じく、妙(たえ)なる調べに 波動を高め、心地よき音(ね)に感応(かんのう)するもの。
なれば汚(けが)れし騒音や、雑音なるは、魂汚(けが)し、心狂わす元凶(げんきょう)なり。
清き音色(ねいろ)に心を清め、聖なる気持ちを高めるべし。
激しき騒音、雑音は、人の心を苛立たせ、つまらぬいさかい 招く元。
音は直接魂に、波動を伝えるものなれば、音楽なるには気を遣(つか)うべし。
言霊なるも同様なれば、罵倒(ばとう)罵声(ばせい)は御魂を傷つけ、生涯治らぬ傷を残さむ。
優しき言霊、声音(こわね)には、心を癒す響きあり。
ことばの意味と 波動は同じ。
人を慰め、労(いた)わりて、寂しき心を包み込む、優しきことばに 温(ぬく)もりあらむ。
ことばの意味を重んじなば、波動は自(おの)ずと調(ととの)わむ。
乱れし心を映す言葉は、言霊淀んで、御魂を荒らさむ。
耳に入りし波動は直(じか)に、御魂の記憶に刻まれむ。
なれば 音には気をつけよ。
一音一音、そのみにあらず。
音のつながり、抑揚(よくよう)、速さ。
御魂を狂わすことさえあらむ。
自然に近き音調ならば、御魂は乱れ、狂うことなし。
なれど自然に遠き音ほど、人の心は蝕(むしば)まれむ。
深夜も止(や)まぬ 都会の喧噪(けんそう)、怒号(どごう)怒声(どせい)も絶え間なし。
流行(はや)りの音楽、歌さえも、人の心を癒すことなし。
かえりて人の安らぎ損(そこ)ね、心の落ち着く 拠(よ)り所なし。
自然の声に 耳傾けよ。
小さき音にも 神の声あり。
水のせせらぎ、風の音、鳥のさえずり、虫の声、草木のそよぎ、雨音(あまおと)さえも、全てが愛と和の調べなり。
御魂の奥底、神に通じる、命の始めの 音を聞け。
自然の中には、命の波動、宇宙の鼓動(こどう)が脈打たむ。
母なる大地に抱(いだ)かれて、満天の星と語らえよ。
地球の息と調和して、己の呼吸を調(ととの)えよ。
人の呼吸も 鼓動も 脈も、大なる自然と 相和(あいわ)さむ。
人はその時、自らが、宇宙の一部なるを知らむ。
悠久の 時空を超えし宇宙の始めに、己の御魂の根源を見む。
音なるものを大切にせよ。
先ずは言霊、声音(こわね)から、清き波動を心掛けよ。
次に自然の音に親しめ。人工の音に 心惑わすことなかれ。
自然の懐(ふところ)、神の腕(かいな)に、御魂を休める時を持てよ。
命の浄化、御魂の浄化が 強く求まる時なればこそ。さにて。
平成24年(2012年)6月18日 人を導く
人を導く、その根底に、己の愚かさ傲慢さ、さなるものへの反省と、真(まこと)の悔い詫び、必要なり。
人の御魂は迷えるもの。迷い、惑(まど)いの生の中にて、確かなものを求めるもまた、人の性(さが)なり、弱さなり。
人の心は弱きものにて、ひとたび信じ、安んずるとも、次なる時には、また疑い始める。
導く者が揺れ動きなば、人は従うこと、能(あた)わず。
導く者の不動の心が、自(おの)ずと人を導くものなり。
不動の心は、信じる心、迷わぬ心を指すものなれば、日々の波風、晴れ曇りに、一喜一憂することなし。
導く者に求めらるるは、自(みずか)ら信じ、疑わず、疑心の念が芽生えるとも、そを越え、惑(まど)いのささやきに、耳を塞(ふた)ぐことが肝心。
見える確かなものはなし。手にて触れ得るものもなし。
あるは己の心の奥に、自(みずか)らの道を求むか否か。
迷い疑うこと易し。
見えるもののみ信じるは、誰にもできる 易きこと。
修行もいらず、精進も、自(みずか)ら鍛える心も不要。
日々の暮らしに堕(だ)すのみにて、人は何らの昇華(しょうげ)も計れず。
なれど人の本性は、自(みずか)ら御魂の昇華(しょうげ)を望み、祈りに託して生きることなり。
人の御魂の安らぎは、物質のみに己を任せ、見えぬものをば否定して、心を閉ざすことになし。
御魂と共に振るえ高まる、自然の奥の聖なるものに、心を開き、委(ゆだ)ねるときこそ、御魂は喜び、躍動せむ。
聖なるものへの共振共鳴。
日々の寝食、雑事に明け暮れ、御魂の浄化や安らぎを、疎(おろ)かに怠(なま)けることなかれ。
導く者は求められむ。人より厳しき心の修養。
時々刻々と変わりゆく 浮世の流れに流されず、流れの淵に身を落ち着けて、己の心を制御せよ。
この世は一瞬、泡沫(うたかた)の夢。覚めしときには、あの世に帰れり。
なれど夢にて終わらすなかれ。
泡沫(うたかた)なるは本質ならず。
悠久(ゆうきゅう)無窮(むきゅう)の時の流れの、その一瞬を煌(きら)めく閃光(せんこう)。
宇宙とつながる命の流れは、一瞬なれどもかけがえのなし。
導く者こそ、迷うなよ。泡沫(うたかた)なるに惑(まど)わさるるな。
厭世(えんせい)気分の蔓延(まんえん)に、自(みずか)ら落ちゆくことなかれ。
日々の祈りで、御魂を養い、錬磨(れんま)と陶冶(とうや)を重ねるべし。
導く者の固き信念、揺るがぬ心が、人を導く。
世の諸人(もろびと)は、徳ある人の、祈りを通して導かるるなり。
自(みずか)らの持つ半端な思いも、徳ある人の祈りを通じて、高き思いへ 修練を遂(と)ぐ。
導く者は、受け容れよ。迷える者の 惑(まど)い悩みを。
全て受け容れ、呑み込みて、祈りの中にて 昇華(しょうか)せよ。
導くことは、導かるること。
人の疑念を信念に。人の惑(まど)いを安らぎに。
祈りを通して共に高めよ。
さにて。
平成24年(2012年)7月18日 分け御霊
神から人へ、人から神へ。
人から神に捧げるものは、ただに心の清らな祈り。欲得のない、計算のない、無心のままの 素(す)なる想いよ。
さにて本日、分け御霊、神から分かたれし魂と、その役割を説いてゆかむ。
基より人に与えられしは、他の生物と変わらぬ魂、命の基の微細な波動を、発する力の源のみ。
なれどそにては、宇宙の進化は、高次の次元上昇は、進まず、起こらず、捗(はかど)らず。
さにて神は自らの、魂(たまひ)を分かち与えるものを、備わす器を 世に出(い)だしたり。
それまで歩きし四足になく、二足に歩き、手を操り、道具を作り、道具を使う。
声に想いを表して、他にも伝える術(すべ)を得し。
ことばは 神と人との間に、高度の交信交流を、可能ならしむ よすがとなれり。
さにて人は、神の願いを、その魂に担わせられて、地上に神の降り立てる、天国世界を実現せむもの。
なれば人は、祈りを宣りて、神の願いを身一つに、心に受けて、一体化せむ。
祈りの波動に合わせゆかば、神の願いも伝わり易く、人の我欲は霧消(むしょう)して、御魂の波動も高まらむ。
本来 神の波動を宿せし、高き波動の魂なれば、さらにも波動を高めることこそ、先ずは己の使命ならむ。
神から預かる尊き御魂の、それぞれに持つ尊き使命を、この世にあるうち、生きるうち、少しも果たし、学びを刻めよ。
この世に起こる全てのことが、御魂の波動を高める仕組み。
悲しきことも、辛きことも、その身に起こる一切が、神の与えし機会なり。
嬉しく楽しきことのみならば、御魂の成長、進化なし。
努力を惜しみ、何も祈らず、ただに命を浪費して、流れに任せる生ならば、命の終わりに何も残らず。
御魂の宝も 栄光もなし。
あの世に持ち来る この世の学び、心の富も光もなし。
人は日々に繰り返すもの。過ち、間違い、傲慢、不遜。
積もり積もらば、御魂は曇り、神の波動を失わる。
この世に生れし喜びも、生かさる感謝も 薄れてゆきなむ。
生ある間に満喫せよ。喜び、悲しみ、苦しみ、惑い。
さにて御魂は 輝かむ。命の学びは深められむ。
そして祈りで神を求めよ。
求める心が、迷いを救わむ。
救われて、初めて得らるる、真(まこと)の安らぎ。その安らぎこそが、神のみ救い。
その後 人は悟りを得(う)。御魂を通じて、神と一つの、宇宙と一つの 統一世界を。