平成20年(2008年)8月31日 知性
神から人へ、人から神へ。
多くの恵みを受けながら、人は さにては不足を感じ、
さらなる便利さ 豊かさ求めて、今ある地上の恵みを破壊し、
愚昧(ぐまい)の考え、浅慮(せんりょ)に駆(か)られて、
資源も自然も 枯渇(こかつ)の一途(いっと)。
一部の人間、一部の民族、一部の国家の利権のために、地上は既に、壊滅(かいめつ)の危機。
人の知性は、全ての人が、この世の争い、戦いを止(や)め、
地球の命と共和して、
宇宙の法則、天の理(ことわり)、自然の則(のり)に逆らわず、
人も宇宙の一部なること、
命の源(みなもと)、本源は、宇宙の始めに 共に始まり、
無窮(むきゅう)の時を 共に進化し、
時空を超えて、共につながり、
命の流れを 御魂の奥に、記憶し、留(とど)めて、今に至(いた)れり。
なれば人の叡智(えいち)とは、宇宙の歴史の全てを秘めし、神の賜(たまわ)る宝なり。
そを蘇(よみがえ)らせて、今の地球に、自然に、国に、人に、活かせよ。
人が人と創られて、他(た)の動植物と 分かたるは、由(よし)なきことにあらざれば。
人は神から 知性を授かり、ことばの恵みで、そを育成し、
短き生の体験のみには、解(と)き得(え)ぬことを 解(と)くために、
己の御魂に問うことにて、答えを得(え)らるる ようにと創らる。
知性は ことばで磨くもの。
ことばがなくば、知性は目覚めず。
知性は 御魂の奥底の、記憶を過去に 遡(さかのぼ)り、これから人の向かうべき、最も賢(かしこ)き 行方(ゆくえ)を示さむ。
人はこの世に生ある限り、知性に照らして 己を省(かえり)み、
生れしときより さらにも賢(さかし)く、叡智(えいち)の宝を 豊かに富ませよ。
叡智(えいち)の宝は 使うべきもの。人に隠して 貯めるにあらず。
己のためより 人のため、世のため、地球の平和のために、
使わば使い、出すほどに、叡智(えいち)は栄え、さらに増さむ。
惜しみ、しまわば、叡智(えいち)は萎(な)えて、やがては腐れ、朽(く)ちゆくばかり。
知性は正しく使うべし。
過去のあやまち、そに学び、繰り返さぬも 知性なり。
正しき心に、知性は宿り、正しき生へと導かむ。
正しき心と 正しき知性。そを養(やしな)うも 基本は 神なり。
神のことばは 人に易(やさ)しく、生きるよすがを 指(さ)し示さむ。
迷えるときは 神に頼れよ。神に求めよ、神のことばを。
神のことばは さらにも深き、人の知性を育(はぐく)まむ。さにて。
平成20年(2008年)10月5日 理性
神から人へ、人から神へ。
多くの教えを伝え尽くして、人にはそれぞれ 使命を与えて、今はそれを 果たすことのみ。
考え、迷うの 時はなし。ただ行(おこな)いて、働くのみ。
ただに果たすは、地球の浄化、人の浄化と 自然の浄化。
汚(けが)され、侵(おか)され、乱されし、宇宙の調和と 自然の理(ことわり)。
宇宙の進化と発展のため、さらなる向上、昇華(しょうげ)のために、
人は心を、御魂を清め、宇宙の精妙(せいみょう) 玄妙(げんみょう)なる 尊(とうと)き波動に、高まり 和(わ)せよ。
さにて本日、人の心の根幹なる、理性について、答えを示さむ。
人には人たる所以(ゆえん)の素(もと)に、知性、理性を備えられたる。
知性によりて、知識を得(え)、知恵を磨きて、富を蓄(たくわ)え、次なる者へと 伝え越す。
人の歴史の何万年、人は地上の覇者(はしゃ)として、自然を勝手に蹂躙(じゅうりん)しつつ、資源を枯渇(こかつ)に 追いやらむとす。
なれど人には 理性もあり。
感情、欲望、衝動を、抑(おさ)え制(せい)して、自(みずか)ら省(かえり)み、他(た)と分かち合い、譲(ゆず)り合う、心の仕組みを 与えらる。
かくて人は社会を作り、豊かな生を 手に入れぬるも、人の欲望、限りなし。
富みて 栄えて、驕(おご)れるほどに、理性は衰(おとろ)え、我執(がしゅう)に囚(とら)われ、
澄(す)みし理性は 濁(にご)り 曇(くも)りて、ついには無明(むみょう)の 煩悩(ぼんのう)の淵(ふち)。
いさかい、争い、絶えることなく、心の闇から 逃(のが)れる術(すべ)なし。
平成20年(2008年)10月7日 霊性
神から人へ、人から神へ。
霊性なるは 人間の 最も根幹、奥底にあり。
宇宙の始まり、時空を超えて、この世の次元も、遥かに超えし、宇宙の神秘の源なり。
人はこの世に生を受け、短き生を終えぬれど、
奥底にある霊性は、人のこの世の人知を超えて、命の記憶を辿(たど)るもの。
宇宙の始まり、銀河の創成、地球の誕生、自然の生成。
幾多(いくた)の生命、生物が、地上に生まれて 幾年(いくとせ)か、種(しゅ)の存続と 繁栄のため、互いに互いを支え合う、
自然の摂理を整(ととの)えて、さにて地上は 豊かに にぎわう。
人の霊性、霊能は、御魂の奥に、全てを秘めて、
遥か太古の始まりからの、宇宙の創世、命の誕生、数多(あまた)の命のつながりを、その遺伝子にも刻まれて、
今を生まれて生きるため、命を永久(とわ)につなぐため、神の与えし 恵みなり。
人のこの世の 命は短し。生まれて得(え)らるは 露ほどの知恵。
万巻(まんがん)の書も、先人の知も、宇宙の神秘の一部のみ。
なれど人の御魂の奥には、この世の儚(はかな)き知識を超えし、無限の叡智(えいち)を 備えらる。
なれば人は霊性にて、尊く、賢く、命を生きて、次なる命へ そを継(つ)ぐ務(つと)め。
感性、知性、理性は全て、人のこの世の生のため、よりよく生きる、そのために、神の与えし 恵みなり。
なれど人は 現世のみの、儚(はかな)き命を生きるにあらず。
肉体のみの生ならず。
御魂の奥に、宇宙を感じ、己の体に宇宙を見つけ、宇宙の意志を 読み解けよ。
一人の生は、小さくとも、一人ひとりが宇宙なり。
宇宙の意志の一部なり。
現世(げんせ)利益(りやく)に理性を失い、己の欲の僕(しもべ)と化して、
無駄に知性を肥大させ、宇宙の意志より 遠ざかれり。
かくて人の得(え)しものは、果てぬ苦悩と、絶えざる不安、止(や)まぬ疑い、満たされぬ欲。
神の授けし、命の尊さ、人たる尊厳、祝福を、人は瞬時に 失えり。
霊性こそは、最後の救い。
人がひとたび 己のあやまち、己の愚かに目を開きなば、神のみ声は、届けられむ。
宇宙は命の輝きに満ち、さらに進化を進めつつ、人も挙(こぞ)りて、共に進化し、命の栄えに 寄与せむものを。
己の生を 省(かえり)みよ。過去に歩(あゆ)みし 足跡(そくせき)を、生の軌跡を 今再び。
悲しみ、苦しみ、憎しみ、恨み、全ては過去へと 流し去り、明日の未来に 眼を向けよ。
今日の一日(ひとひ)は 永遠(とわ)なれば、今日の一日(ひとひ)を、無限に生きよ。
この世の生の 終りの日にこそ、人は救われ、けざやかに見む。
己の生が 宇宙につながり、次の命につながることを。
宇宙の神秘は 神秘にあらず。
聖なる霊性、そに目覚めなば、宇宙の意志に動かされ、生かさる命に 気づかざる なし。
さにて 本日、霊性なるを説き示したり。よく読み、御魂の奥に納めよ。さにて。
平成20年(2008年)10月14日 自己超越
神から人へ、人から神へ。
多くの教えも、祈りも 願いも、最後の前に さらにも広がり、残すことなく
地を浄(きよ)め、人を浄(きよ)めて、浄化を促(うなが)し、
穢(けが)れも 濁(にご)りも、曇(くも)りも、乱れも、全てを浄(きよ)めて、正しく戻せよ。
さにて本日、自己超越について 教え示さむ。
自己とは人の一人一人、分け隔(へだ)てるの考えなり。
己は己、他は他にて、己と異なる 別なる生き物。
他と区別して、境を作り、己を全ての中心として、全てに己を優先す。
さもしく浅き料簡(りょうけん)にて、争い、喧嘩の素となるもの。
人は本来、個にあらず。見えぬ御魂(みたま)の縁に結ばれ、神との絆につながるもの。
個に拘(こだわ)るは、執着なり。
個に映(うつ)れども、個なるはなし。
全ては命の糸に結ばれ、互いが互いの命を生きる。個にて生き得(う)る、命なし。
命が生き得(う)る その因(いん)は、他の一つとて欠けることなく、生かし生かされ、巡(めぐ)ればこそなれ。
なれば人は 個に拘(こだわ)るなかれ。
命は過去よりつながりて、この世の地上の全てとつながる。
自己超越も かくあるべし。
小さき己の世界に籠(こ)もり、他との違いに拘泥(こうでい)し、己一人の利益を求め、己一人の欲を満たす。
さなる人生、生き方は、宇宙の進化にそぐわねば、
宇宙の理(ことわり)、自然の則(のり)にて、必ず 妨(さまた)げ、滅(ほろ)ぼされむ。
人本来の生き方は、自然の則(のり)に適(かな)うもの。
他のためにこそ 命を捧(ささ)げ、己は死にても、悔いもなし。
生は短く 儚(はかな)けれども、命は永く、盛(さか)んなれ。
宇宙の命よ、神の心よ。
宇宙の意思はさらなる進化を、止まることなき進化を求む。
宇宙の意思は、神と顕(あらわ)れ、宇宙の進化に必要なる、一つ一つの命を生み出し、
互いの栄えが 互いを支える、神のみ業(わざ)を現出(げんしゅつ)せり。
人は宇宙の神秘に目覚めよ。
造化(ぞうか)の妙(みょう)を 讃(たた)え奉(まつ)らむ。
物質次元を 超えゆけよ。自己と他者との区別から、解き放たれて、自由なれ。
一つの命に神を見よ。命に籠(こ)められ、秘められし、神の祈りを 読み取れよ。
全ての命に、神の祈りは、深く刻まれ、つながりゆかむ。
己の命に気づきしものは、己を超えし 命を悟らむ。自己超越とは、神のみ心、宇宙の意思に気づくことなり。
生きて肉体あるうちに、修行を積みて、近づけよ。
神の心に、宇宙の意思に。
御魂(みたま)の進化は 宇宙の進化を、神のご意図の実現を、さらに促(うなが)し、進めゆかむ。
さらなる修行を 祈る神なり。さにて。
平成20年(2008年)12月30日 自己実現
神から人へ、人から神へ。
地球の禍(わざわい)、人の不幸、この世に起こりし、全ての災難、それら全てが 禊(みそ)ぎなり。
次なる次元の訪れのため、新たな次元の
実現のため、宇宙の動きに 地球は呼応し、
宇宙の因果に、法則に、進化の則(のり)に 理(ことわり)に、
命も 自然も、地球も 月も、外(はず)れることは 許されず。
この世に顕(あらわ)る 事象の全てが、宇宙の仕組みを 余さず 映(うつ)す。
なれば 人は、謙虚に返り、自然の示す 宇宙の意思を、創造(そうぞう)主(ぬし)の み心を、
小さき自己の我(が)を超えて、神の心で、読み取れよ。
さにて 本日、自己実現、人の果たすべき この世での務(つと)め、
太古より変わらぬ 人の使命を、詳しく 易(やさ)しく、説き示さむ。
人には 全てに自我のあり。
他と分け隔(へだ)て、差別する、優越意識も、その一つなり。
なれど全てに優劣はなし。
宇宙の使命を、意思を表す、等しく 意味ある 生なれば。
人は何千、何万年、自我に囚(とら)われ、目を晦(くら)まし、心を閉ざして 己に籠(こ)もり、
真(まこと)の光に、背を向けぬるを。自我の欲こそ 第一として、その充足に 明け暮れぬる。
人の文明、学問は、人の欲望 満たすため、今日(こんにち)までの 発達 遂(と)げぬる。
なれど、そこにて失われ、捨て去られしは、人の霊性、尊(とうと)き 人の御魂ならむ。人とて自然の一部なり。
そを忘れ果て、自然を支配し、自然を破壊し、自滅の寸前。人たるものには、使命あらむ。
宇宙の進化の 最先端を、拓(ひら)き、進むが、その務(つと)め。
己の小さき器(うつわ)に収(おさ)まり、器(うつわ)を比べる 猶予(ゆうよ)はなし。
ただ 霊性を、さらにも高めて、宇宙の意思の実現を、人が起こして 表(あらわ)せよ。
宇宙の進化を、過去を 未来を、全てを 御魂に刻(きざ)まれて、己の本務を全(まっと)うせよ。
宇宙の意思を 知る者たちよ、宇宙の進化に 貢献せよ。
神の祈りを 聞く者たちよ、神の願いを 実現せよ。
霊性持つは 幸いなり。
神の尊(とうと)き 使命を担(にな)う、聖なる命を 畏(かしこ)めよ。
人に備(そな)えし 霊性は、まだまだ未熟の 萌芽(ほうが)なり。
この世に生かさる 短き時を、霊性進化 向上に、惜しむことなく 費(つい)やせよ。
自己実現は、地球次元の、限定されし実現になし。
広く、地球を遥(はる)かに超えて、宇宙進化と一体なるもの。
自己超越も 同様なり。宇宙の意思に身を任せ、宇宙意識に返ることなり。
己の生まれし、根源は、宇宙意思より、来たるれば、全ての人の御魂の奥には、宇宙意識が 宿るなれ。
悟りを開ける仏陀は示せり、全ての人に可能ならむと。
己の欲も、悩みも、超えて、全てに己の姿を見つけよ。
今ある姿は 仮(かり)のもの。儚(はかな)き夢にて 覚めるもの。
目覚めて 真(まこと)の光となれよ。自(みずか)ら照らせよ、光なき地を。
目覚めし御霊は 光を増して、隈(くま)なく照らさむ、輝かせむ。さにて、本日、自己実現の意味を説きたり。
しかと御魂に、響かせよ。さにて。