●気仙沼から帰って
気仙沼で頂いた感銘と勇気を胸に、これからどのように支援の輪を展開していこうか、できれば学生たちと一緒に活動できればと思い、はやる気持ちを抑えながら学内のあちこちに問い合わせてみたところ、学内でも著しく目覚ましい被災地支援活動をしている団体に辿り着きました。早速メールで連絡を取り、お会いする段取りまで付けたのですが、結果的には実現しませんでした。
その団体のメンバーの学生たちがネットで私のことを調べた際に、「和の会のホームページ」「ひふみのつどい」のブログや、会に参加していただいている方々にご紹介いただいている内容だけではなく、いくつかの新興宗教的なホームページにも私の文章が(無断で)引用されているものが見つかりました。そのため、怪しげな宗教活動をしている人間ではないかと思い、大学側に相談にいったようです。
残念ながらネット上での色々な引用部分や、ブログの気仙沼での「慰霊」の記事が、宗教活動を禁じる学内の規則に抵触する恐れがあると判断されてしまったのです。
他の宗教的な団体の無断引用による、あたかもそれらの宗教と「つどい」との関係があるような記事につきましては、憤りを感じておりますが、ある意味覚悟もしておりました。
ここでは、問題視されたと思われるのは、本ホームページ上の神から人へのメッセージ 2012年9月28日、30日の「慰霊」を掲載した部分について、その背景をご説明させていただきます。
気仙沼の早馬神社で昨年発行された公式の社報(平成23年9月19日号)の「宮司挨拶」の後に「神から人へ」の一部が転載されており、私自身とてもありがたく、また光栄に感じておりました。
(先日のホームページ記事に掲載させていただいたとおりです。)同時に、気仙沼訪問の際に被災された方がこのホームページをご覧になっていることを知りました。そこで、ホームページを見た被災者の方を少しでも励まし、少しでも慰められるなら、という思いからメッセージを掲載致しました。ところが、このことが残念な結果を招いてしまったようです。
おそらく怪しげな宗教まがいの活動をしているという一度広まった、世間の評価を払拭することは大変難しい事でしょう。
また、私と接した学生たちがそのような目で見られる事も本意ではありません。
学生という若さあふれる方々と共に支援をさせていただきたい気持ちに変わりはありませんが、現時点で、私から学生に声をかけること(彼らを巻き込むこと)は、自重すべきだと考えました。
私という小さな人間にできるのは、ささやかな支援の真似事程度のことかもしれませんが、今後も微力ではございますが身の丈に合った活動をしていきたいと思っております。
被災地とそこにお住まいの方々の一日も早い復興をお祈り致しまして、今回の筆を置かせていただきます。
長文をお読み下さいましてありがとうございました。